志羽しば旅々

旅の記録をメインに、旅のあれこれを綴っています

【佐渡汽船】高速フェリー『あかね』新潟航路で最後の乗船・写真記録

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

佐渡へ渡るメインルートの新潟・両津航路、

そちらに高速カーフェリー「あかね」が就航していましたので乗船してきました。

 

直江津・小木航路での運航終了後は、

おけさ丸の定期整備に伴う代船として新潟・両津航路に就航していました。

 

最高速度での運航ではないものの、

通常のカーフェリーより30分早い運航時間にて就航。

しかも、運賃は通常のカーフェリーと同じという乗りトクです。

 

冬季はこのように小木航路の船が両津航路に充てられて定期整備が行われるのが通例でしたが、今回で最後です。

カーフェリーが1隻減ってしまう中、次の冬はどのような運航がされるのでしょうか?

 

今回は新潟・両津航路にてあかねを往復で乗船してまいりました。

往路の様子は動画にまとめておりますので、Youtubeにてぜひご覧ください。

 

 

写真記録 

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復路は日が落ちて外は真っ暗。

景色は一切楽しめない状態でしたので、静止画を中心に撮影しておりました。

 

売却後は船内インテリアに手を加えられることが多いですので、

なるべく取りこぼしの無いように、あかねらしい設備を中心に記録しております。

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1等・ときクラス

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2等・普通席

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売店

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ペットルーム

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案内所

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船内掲示物

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車両甲板

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売却先の決定と引き渡し

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売却の話が出てから、あっという間に最終運航を迎えた印象です。

 

2021年3月20日を以て、佐渡汽船での運航を終了。

その後は直江津港へ回航され係留されます。

 

売却先が中々決まらない状況が続きましたが、

6月25日、スペインのFRSイベリアへの売却が決定しました。

 

売却先の発表段階では引き渡し日を未定としていましたが、

7月12日に引き渡し日についてプレスリリースが発表。

7月14日、FRSイベリアに引き渡しとなりました。

現地到着後は、レヴァンテ・ジェットと名前を変えて運航される予定です。

 

直江津港にて

偶然にも、売却先決定の発表があった翌日に上越市へ用事がありました。

せっかくだからと直江津港に立ち寄り、あかねにまた会うことができました。

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電源が入っており、

室内も照明が点いていて今にもお客さんを乗せていきそうな雰囲気。

 

整備中だったのか、係船関係と思われる機器の音が響いていました。

 

大雨の中で濡れながらでしたが、これが最後となりました。

引き渡し後は船名や会社名などが塗りつぶされてしまう事も多いので、

「あかね」であった証拠を撮ろうと濡れるのを気にせずカメラを向けていました。

 

あかねの思い出

残念なことに、「よく揺れる船だ」という印象が非常に強かったですね。

もちろん、毎回タイミング悪く時化た海にあたってしまったということもありますが、

Youtubeに寄せられたコメントや報道などを見ると、本当によく揺れる船だったことは間違いないようです。

 

しかしながら、この船の良いところは「静寂性」、これに尽きると思います。

波の影響で船体がギシギシと音を立てていましたが、

それ以外に聞こえてくるのは風を切る音です。

 

普通のフェリーであれば、エンジンの音や振動が伝わってくるものでしょうが、

この船はそれが一切ないといっても過言ではないくらいに静かでした。

 

シートの座り心地もよく、インテリアもオシャレで、見た目もカッコいい。

 

本当に乗る側としては、揺れさえなければ……という点に尽きてしまいます。

 

それ以外にも高速船ゆえの燃費の悪さや、

外国製ゆえの整備費の高騰といった運航コストにかかわる部分でも経営を圧迫していましたので、

もし乗り心地が悪くなかったとしても、いつかは同じ運命をたどったのではないかなと考えてしまいます。

 

もしもう1年、運航を延ばしてくれていたら。

波が穏やかな夏の晴れた日に乗船をして、

ウォータージェット推進機フルパワーで航走する様子を後部デッキから眺めてみたかったです。

推進機の動きを見るのが楽しかったものの、入港直前のわずかな時間だけでしたので、本当にそこだけが心残りです。

 

いろいろな意味で衝撃的で印象に残った船、あかね。

いつかスペインに行く機会が出来たなら、その後の活躍を見るために追いかけに行ってみたいと思います。

 

短い運航ではありましたが、思い出に残る船となりました。

 

さようなら、あかね。

スペインでの活躍を祈念いたします。

 

《JRイン函館》お部屋から?ラウンジから?どっちも景色は絶景だった!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

函館といえば北海道を代表する観光地ですよね。

ホテルも色々あり、高級どころから全国チェーンのビジネルホテルまで何でも揃います。

どこに泊まろうか、選ぶのに毎回迷います。 

 

今回は、『JRイン函館』さんに宿泊してきました。

2020年5月にオープンしたばかりの、新しいホテルです。

 

今までに宿泊したホテルでトップクラスに楽しいお宿で、

もう今後はここにしか泊まれない!なんて思ってしまったくらいでした。

 

 

駅舎に直結、徒歩1分。

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函館駅の駅舎裏に隣接しています。

 

写真では外に出ていますが、こちらに出る必要はありません。

改札を抜けて駅舎内を案内どおりに歩くこと1分で到着します。

一瞬外に出ますが、連続して屋根もあるので雨でも雪でも安心です。

すぐに到着します。

 

鉄道ファンを魅了するエントランス

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エントランスに足を踏み入れると、

機関車の先頭に取り付けられていたヘッドマークが!

 

北斗星にカシオペア……、どれも北海道を代表する名列車たちです。

快速海峡でよく北海道に渡っていたので、特に懐かしいですね!

 

汚れ具合を見ると、レプリカではなく実物のようです。

 

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横を見ると、青函連絡船の写真や模型も。

函館はかつて北海道と本州を結んでいた青函連絡船の母港ですので、

それにちなんだ展示でしょう。

 

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奥にあるエレベーターホールには、

ディーゼル機関車DE10が描かれています。

ちなみに2020号機というのは存在しませんので、ホテルの開業年を充てたものと思われます。

 

実物大でしょうか?

近くで見ると迫力があり、エントランスから見ると存在感があります。

 

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フロントの後ろにはロビースペース。

天井から下がっている照明がオシャレですね。

 

一面のガラス張りで開放感があり、

ソファも広々としていて待ち時間でもゆったりと過ごすことができます。 

 

アメニティと枕が選び放題

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ロビースペースの横には、ビジネススペースと観光案内、

そしてアメニティコーナーが設けられています。

 

歯ブラシやタオルの基本的なもの以外は、コチラから選んでお部屋に持っていきます。

 

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洗顔料や化粧水などは2種類。

棚に乗っている、ペーパークラフトが可愛らしいですね。

 

メンズは浴室に置いてあるアフターシェーブローションぐらいしか置いていないホテルもある中、

メイク落としから乳液まで一通り揃うのはありがたいです。

 

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そしてその向かいには、枕コーナーがあります。

ものすごい種類の枕が用意されています。

硬さや高さが何種類もありますので、お好みで寝やすい枕を選べば快眠間違いなしでしょう。

 

駅直結ならではの眺望

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どうですか、お部屋からはこんな景色が楽しめます!

こちらは11階、客室では最上階となるお部屋です。

 

真下には函館駅と奥に広がる函館運輸所を一望できます。

この景色は駅直結だからこそですね!

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函館駅は札幌方面の函館本線と、五稜郭駅から分岐する道南いさりび鉄道が乗り入れます。

そこそこ本数もあり、多い時間では1時間に10本程度の列車が発着しますので大体列車が止まっていることが多いです。

 

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函館運輸所では時々列車の入替を行っていたりしますので、どんな繋ぎ方をするのかなと眺めているのも楽しいですね。

 

この日は1編成たりとも完全な組成をしている編成が無く、

まるで鉄道模型をバラバラに置いているような感じでした。

 

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もちろん、夜は夜景も。

 

お部屋は駅に向くお部屋と、反対に函館山に向くお部屋もあります。

 

日にちによってはトレインビュー指定の宿泊プランもありますので、確実に函館駅側を指定するなら専用プランがオススメです。

 

最上階のラウンジがオシャレ

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最上階の12階には大浴場とラウンジが設けられています。

お風呂は駅の方を向いていて、湯船に浸かりながらトレインビューを楽しめます。

 

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そして、ラウンジです。

お風呂上りだけでなく、ゆっくりしたいときに利用したいスペースです。

 

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理由はこちら。

函館山を望むマウンテンビューなんです。

下には函館朝市も広がり、青函連絡船の摩周丸も見えます。

 

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ラウンジ内にはコーヒーのいい香りが漂います。

それもそのはず、無料でコーヒーをいただくことができるからです。

 

しかもコーヒーはただの業務用ではなく、函館美鈴のコーヒー豆を使用しています。

美鈴は昭和7年創業の北海道では一番の老舗コーヒー卸売業者なんだそうです。

地元の美味しいコーヒーを気軽に味わえます。

 

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壁側には本棚が。

青函連絡船や鉄道、船、北海道にゆかりのある方が書いた書籍や、

北海道をテーマにした書籍が並びます。

 

それらの間に鉄道や青函連絡船関連の小物が置かれています。

 

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木のぬくもりが感じられるインテリアで、

まるでカフェのような落ち着いた雰囲気を醸し出します。

 

お部屋の使い勝手も良好!

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今回はシングルルームに宿泊しました。

入ってすぐのところに独立して洗面台が設置してある、ユニークな配置をしています。

 

奥のハンガー掛けがあるところに、車輪をモチーフにしたオブジェがアクセントでオシャレです。

 

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ベッド幅は140センチのシモンズ製です。

実はシングルルームのベッドが一番広いようです。

ツインルームなど他のお部屋は110~120センチですから、広々と使えます。

 

洗面台の鏡の裏は、函館港に泊まる青函連絡船の写真がはめ込まれていました。

 

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デスクも広くて使い勝手が良いです。

ノートPCを広げても十分に余裕がありますので、ちょっとしたお仕事もできますね。

とはいえ、正面にこの景色があるので仕事は捗るかどうか疑問です(笑)

 

右下には冷蔵庫が設置されています。

そのほかに電気ケトル、グラスセット、各種携帯電話の充電器まで備え付けられています。

 

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洗面所の隣にはトイレがあります。

 

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お部屋にはシャワーのみ設置されています。

ユニバーサルルーム以上のお部屋にはバスタブも設置されています。

個人的には大浴場があるのでシャワーだけで十分ですね。

寝起きにさっと浴びるくらいですので、その分お部屋が広く使えて良いです。

 

まとめ・概要

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駅直結というお宿は今回が初めてでしたが非常に便利ですね。

 

函館駅は、JR・3セクのほか、バスや路面電車の発着ターミナルですから近距離・長距離の移動にも便利。

荷物を持って移動する距離をかなり短縮できるのでビジネスにも観光にも最適です。

 

滞在中のお買い物は、函館駅に戻ればコンビニもあります(22時閉店)し、そのままお土産も選べるので時間を有効活用できます。

食事も駅ナカで済ませられますし、朝市にもラクラク行けますから素泊まりでも満足感は高め。

 

今回の宿泊料金は7,000円ほど。

プランによっては5,000円程度でも宿泊可能でした。

豪華なご飯と至れり尽くせりなサービスを求めないのであれば、相当にコスパのいいホテルだなぁと思いましたね。

 

ワクワクとくつろぎが同居する館内にすっかり魅了されてしまったので、次に函館へ行くときもぜひ利用したいと思いました。

 

【JRイン函館】

www.jr-inn.jp

 

訪問日:2021年6月

※記事の内容は訪問当時に基づきます

※当記事の内容を宿泊先へ問い合わせる事はお辞めください

【名古屋海洋博物館】全国でも珍しい、操船シミュレーターが楽しすぎた!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

名古屋港にある『名古屋海洋博物館』へ行ってきました。

 

名古屋海洋博物館とは

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名古屋から、電車を乗り継いで地下鉄名港線『名古屋港駅』へおよそ20分強。

名古屋港ガーデンふ頭に立つ『名古屋港ポートビル』の3階にあります。

 

名古屋港水族館がすぐ近くなので、こちらへ行かれる方が多いでしょう。

 

入館料は300円。

名古屋港水族館や南極観測船ふじとの共通チケットも販売されています。

 

操船シミュレーター

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館内の展示を見ながら進むと、ありました!

 

窓のように並べられたモニター。

コンパクトな操舵席。

そして横に添えられたレーダー。

 

小型船舶のような雰囲気です。

 

実際にシミュレートされているのはクルーザータイプの小型船舶。

エンジンの操作レバーが左右1つずつ付いているので、二軸船仕様。

なかなかに豪華です。

 

いざ、挑戦!

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ルートが2つのうちから選べます。

旋回しながら金城ふ頭へ入港するコースと、

まっすぐ名港トリトンをくぐってガーデンふ頭へ入港するコースです。

 

操船を楽しみたい方は金城ふ頭コース、

景色を楽しみたい方はガーデンふ頭コースがオススメです。

 

学芸員さんがいらっしゃいますので、操作を教えていただいて出発!

 

本格的な操縦体験

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操作感覚を覚えるために、

舵を切ったりエンジンの回転数を変えたりしてみます。

 

するとどうでしょう、めちゃくちゃリアルな動きをします。

 

たとえば舵を操作しましょう。

じわーっと舵角が変わっていくのですが、動作は遅れてついていきます。

 

「キック」と言って、

進行中に舵を切ると曲がり始める前に船尾が外に出る現象もあります。

 

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エンジンの動きによって舵の効きにも影響します。

推進力があるうちは舵はよく効きますが、止めると効きは弱くなります。

左右で出力や前後進を切り替えればもちろん旋回します。

 

 相当にリアルです。

 

伺ってみると、

実際に訓練で使われるシミュレーターを使用しているのだとか。

これはオトナが十分に楽しめる完成度です。

 

180度見渡せて、そのうえ景色がキレイ!

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映像も丁寧に作り込んであります。

 

まずはディスプレイが180度に配置されていますので、

真横まで見渡すことができます。

 

景色はCGで再現されています。

名港トリトンや、コンテナ積み下ろしのガントリークレーン。

 

そして船も実在のものも再現されています。

例えば商船三井のコンテナ船がいますし、積んでいるコンテナも日本郵船や川崎汽船、デンマークのマークスなど。

 

港内には飛鳥Ⅱなど、実在する船も再現されています。

 

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何よりすごいのは、時間や天気も変えられるということ。

 

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雨に設定すると雨が降り出して波が出てきます。

 

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夜に設定すれば、それはきれいな港湾地区の夜景を楽しむことができます。

 

入館料300円だけで楽しめるクオリティを超えていませんか……?

このシミュレーターだけでも100円とか徴収されてもおかしくないクオリティです。

 

名古屋海洋博物館に来た際には、ぜひトライしてみてください。

無料ですから空いていれば何回も挑戦することができますので、

ゴールを目指さずに操作を楽しんでみるのもイイですね!

 

ガントリークレーンのシミュレーターも

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シミュレーターはもう1つありまして、

コンテナを積み下ろしするガントリークレーンのオペレーターを体験できます。

 

こちらはゲーム感覚のお手軽さで、子供から大人まで楽しめます。

クレーンを指定された位置まで操縦して、

コンテナを船から引き上げてトレーラーに積み込みます。

 

ガイドに従ってレバーの操作でカンタンに操縦できます。

 

実際のクレーン操縦室は、地上50メートルほどの上空です。

コンテナの位置がわかりやすいように足元はガラス張りですから、

慣れなければ高度感で足が震えそうですね。

 

 

展示も気合が入っていて面白い! f:id:shiba2often:20210510140844j:plain

楽しいのはシミュレーターだけではありません!

博物館は展示も楽しんでこそですが、

館内は実物を置けるところは実物を、実物が置けないものは模型で再現。

かなり凝っています。

 

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船からコンテナの積み下ろしを行うジオラマがあります。

自動化されたコンテナターミナルをイメージして作られていて、

船からクレーンで陸揚げされてヤードを移動する様子が精巧に再現されています。

 

船の歴史についての展示もあり、

模型や当時運ばれていた品物なども一緒に展示されていて見ごたえがあります。

 

順路の最後には工作室を兼ねた資料展示もあり、

船に関する様々な本や資料が配置されていて飽きることがありません。

 

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館内の窓からは港の景色が一望できて、遠くには名港トリトンが見えます。

 

これほどに色々な展示を見ることができて、入館料は300円です。

お得すぎませんか……??

 

まとめ

操船シミュレーターをやってみたいと訪れてみましたが、

相当に本格的な挙動をするシミュレーターで期待以上に楽しむことができました!

 

展示も濃くて滞在時間が思いの外に長くなってしまうくらいでした。

 

名古屋・金山からあっという間に到着するので、

気軽に行くことができるというのもイイですよね!

 

ぜひとも、また足を運んでみたいです。

概要

名古屋港海洋博物館

 

場所:名古屋港ガーデンふ頭(金山駅から名古屋市営地下鉄名港線で20分強)

入館料:300円

営業時間:9:30~17:00(最終入館は閉館の30分前まで)

休館日:毎週月曜日

(祝日の場合は翌日が休館日、GW・7~9月・年末年始・春休みは無休)

 

訪問日:2021年4月

 

nagoyaaqua.jp

 

※記事の内容は投稿日現在の情報に基づきます。

※当記事について、訪問先への問い合わせは固くご遠慮ください。

《座間味村》高速船クイーンざまみ3に乗船。時化のなか、高速双胴船は文字通り飛ぶように走る。

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

座間味島からの帰りに、高速船「クイーンざまみ3」を利用してきました。

往路は穏やかなフェリーに揺られること2時間でしたが、

こちはら那覇と座間味を1時間で結びます。

 

コンパクトな双胴船 

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水の抵抗を受けにくい、双胴船です。

速度は34ノット(時速63kmほど)出ます。

 

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船内はリクライニングシートがずらりと並びます。

等級の区別はなく、すべて普通席です。

2-4-4-2の横12列と、広く取られています。

 

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シートピッチは余裕があります。

足元も空いていますので、足を伸ばしてリラックスして過ごすことができました。

 

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座席背面にはカップホルダーと、シートポケット。

案内とエチケット袋が用意されています。

また、座席にはシートベルトが設置されていて、航行中は着用が求められます。

 

やっぱり高速船は飛ぶ!

 

 

この日は風が強く、波の高さが3メートルと時化模様でした。

出港前にも「湿気のため揺れます」というアナウンスも入ります。

 

実際に出発すると、島の影になる部分を抜けた途端に波の影響を受けます。

文字通り、飛ぶように海の上を走るのです。

これは確かにシートベルトが要りますね。

揺れるとはいえ小さい船なので

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ひと月前に、新潟は佐渡汽船の大型高速双胴船「あかね」に乗船していました。

このときも波の高さが3メートルと時化ており、

浮遊感を伴う大きな揺れが長時間続いてダウンしていました。

 

念のため今回は酔止めを服用して乗船しています。

 

確かに左右上下に強くは揺れるのですが、

特に上下の動揺は滞空時間が少なく、ピョンピョンと跳ねる感覚です。

「あかね」の時はまるでジェットコースターのような長い滞空時間でしたが、

こちらはすぐに海面へ着底するので恐怖感が薄いです。

左右への動揺は強いほうなので、むしろ少し楽しいくらいです。

 

座席位置も概ね前方です。

船体の特性でここまで乗り心地に差が出るものですね……。

 

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あっけなく那覇は泊港へと到着しました。

 

下船が最後の方だったので他の旅客の様子を見ていましたが、

揺れで気持ち悪そうな人はほとんどいないように感じられました。

 

実際、しっかり揺れるので酔いやすい方は薬の服用は必要でしょう。

ただ、揺られる時間は1時間弱と短いのでなんとか堪えられそうです。

 

1時間で座間味と那覇を行き来できますから、

特に座間味でアクティビティを楽しみたい方は時間を有効に使えます。

のんびりなカーフェリーも楽しいですが、

座間味を目一杯楽しみたい方は、こちらの高速船もぜひ検討してみては。

《座間味村》フェリーざまみ3に乗船。離島行きの船はイマ風でキレイ!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

沖縄旅行は本島も楽しいですが、離島に行くのもまた魅力のひとつ。

今回は座間味島へ行ってきました。

那覇から西へ約40キロの慶良間諸島に浮かぶ座間味島は、

ケラマブルーとも称される透明度の高い海として国内外からダイバーが訪れるほど。

 

座間味島へは空路の定期旅客便は運行されておらず、那覇市内から船での移動となります。

今回の旅行で往路にカーフェリー、復路に高速船を利用してきました。

この記事では、カーフェリーの方をレポートしていきます。

 

フェリーざまみ3

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総トン数は669トン、全長71メートルと、小さめの船です。

同じくらいのサイズですと、陸奥湾フェリーの「かもしか」とかでしょうか。

2016年11月デビューの新しい船です。

 

客室階の下は車両甲板で、車輌や貨物の積み込みが行われます。

客室階の1階~2階に客室が設けられており、3階は屋外デッキとブリッジが設けられています。

 

客室はイス席とカーペット席の2パターン

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1階席前方と、2階席はリクライニングシートが並ぶイス席で構成されています。

カップホルダーとシートポケットが設置されていて、バスのような感じです。

進行方向正面となる壁にはテレビが設置されていて、地上波の番組が流れています。

 

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1階中央はカーペット席となっています。

写真のサイズの区画が、合計3区画配置されています。

横になって休むこともできますので、酔いやすい方は早めにこちらのスペースを確保すると良いでしょう。

人気ですので早めに埋まってしまうようです。

 

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外のデッキに設置されている座席はこんな感じです。

アウトドアチェアのような、一部がメッシュになっています。

夏は結構暑いですので熱中症にはご注意を!

冬だとちょうど涼しくて気持ちいのではないでしょうか。

 

自動販売と案内所、WiFiからウォシュレットまで完備

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2階のカーペット席とイス席の間には、自販機が設置されています。

キリンとコカ・コーラの2社から選べますのでラインナップが豊富です。

 

そしてその一角には案内所も設置されています。

(左側のビニールのカーテンが設置されている部分です)

 

船内にはWiFiも飛んでいます。

航行中は電波が弱いのか接続できないタイミングもありましたが、助かります。

なお、Docomoの4G回線は概ねつながっていたと思います。

 

2階席の窓側には電源も用意されていますので、スマホやカメラの充電もバッチリ。

 

お手洗いはウォシュレット付きです。

いたれりつくせりの設備で、快適性はバッチリです。

 

座っているのは勿体ない!?眺望最高なデッキ

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客室を取り囲むように外デッキが設けられていますので、

好きなところから海を眺めることが出来ます。

 

沖に出ると深い青色の海に目を奪われますし、

港が近づくと透明度が高いターコイズブルーに変わります。

本州では見られない沖縄ならではの色をした海はずーっと見ていて飽きません。

 

それに行足が速いこの船はスピード感もあり爽快感も得られます。

天気が良ければ日焼け対策をした上でデッキで海を眺めるのが絶対楽しいです。

 

運行データ

片道2,150円(往復割引あり)

那覇・座間味間 2時間(1日1往復)

 

2020/11/10現在

 

《佐渡汽船》高速フェリーあかねに乗船。インキャット製双胴船、二度あることは……??

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

沖縄本島に次ぐ面積を持つ離島、それが佐渡です。

新潟県の西部に位置するこの島は3つ※の航路で内地と結ばれています。

メインとなるのは新潟市内の新潟港と佐渡市東部の両津港を結ぶ路線ですが、

今回は佐渡市西部の町「小木」と、新潟県第3の主要都市「直江津」を結ぶ航路にを利用してきました。

 

その船は、高速双胴船フェリーあかねです。

乗船当時、この船の動向に自治体が騒然となっていました。

今回は船内のレポートのほか、その事情も併せてご紹介いたします。

 

佐渡汽船、直江津・小木航路とは

この航路は国道350号線の海上区間として設定されています。

佐渡市内唯一の国道として両津から佐和田を経て小木へ抜けるメインルートとなっており、その両端は新潟市中央区と上越市直江津を結ぶ海上区間となっています。

本土から離島へ渡って別ルートで本土に戻るという大変めずらしい国道です。

 

高速フェリーあかね

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オーストラリアの造船会社「インキャット」にて製造された、高速双胴船です。

波を切り裂けるように細い胴体を左右につなぎ、高速航行を可能にした先進的な船体をしています。

インキャットはこの船体を「ウェーブピアーサー」と呼んでいます。

 

両津航路で実績のある「ジェットフォイル」を充てる案もあったそうですが、

車両の航走や収益性などの観点から高速フェリーを新しく作ることとしたそうです。

 

建造費はおよそ59億円。

上越市と佐渡市が建造費用の一部を補助しておりその金額は10億円あまり。

北陸新幹線金沢開業に合わせた、上越地域の期待を背負った船です。

 

搭乗橋を渡って客室へ

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船内に入ってみましょう。

客室は船体の一番高い位置に設置され、平屋構造となっています。

この下には車両甲板が設けられており、自動車やトラックなどが搬入されます。

 

ゆったり革製、1等ときクラス

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船内前方は、1等席「ときクラス」が配置されています。

幅の広いゆったりとした革製のリクライニングシートが並びます。

 

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区画を回り込むように配置された窓と、客室位置の高さによって眺望は抜群です!

一面に海原が広がるその視界は開放的で、船旅をワクワクさせてくれることでしょう。

 

甲板上に見えるのは、錨を巻き上げるための機器です。

この船の錨は鼻先から落とすようになっている、フェリーでは珍しいタイプです。

 

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ときクラス区画の後方にはラウンジスペースとなっており、

大人数で利用した際の談笑などにも使うことができます。

 

左舷側は1人掛けのイスが並びます。

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右舷側はベンチシートとなっています。 

間隔広々、スタンダードな2等席

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ときクラスの後方からは2等席。

リクライニング機構を持つ座席は背面テーブルつき。

 

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前後の間隔が広く取られており、足元はとても広々としています。

 

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外に出られるスペースは、船尾のみです。時化や夜間は閉鎖されます。

航行中は飛沫を上げて勢いよく波が後に伸びていく様を見るのも楽しいですが、

ウォータージェット推進器が動く様子を眺めているのも結構楽しいです。

舵の代わりに小刻みに動いて針路を取る動きに高性能っぷりを感じることが出来ますよ。

 

 

売店のほか最近流行りのペットルーム完備

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船内中央には売店があります。

佐渡のお土産品も取り揃えていますので、

フェリーとの接続時間が短くてお土産を買う時間がないときでも安心です。

 

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また、お子様連れでも安心して遊ばせておくことができるキッズルーム。

 

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バリアフリーに対応した多目的トイレと、

ペットを連れての移動に対応した「ペットルーム」も備え付けられています。

 

フェリーでペット対応の設備が設けられるのは最近のスタンダートになりつつあり、

長距離フェリーでは商船三井フェリーのさんふらわあ、

地域間フェリーでは津軽海峡フェリーなどでも導入が進んでいますね。

 

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そして、船内最後方の右舷側には「じゅうたんコーナー」が設置されています。

 

独特な揺れ方をする双胴船。これが船酔いを誘発させやすいそうです。

酔ったときに横になりたいという要望に応えて、元々座席があったところを撤去して作られたんだそうです。

自由に利用することは出来ず、スタッフに声をかけてから使用するルールです。

そのため普段は入り口にベルトが渡されていて入ることが出来ません。

 

時化!波3メートル・うねりを伴う

乗船前から不吉なアナウンスです。

「本日時化のため、到着が遅れましたことをお詫びいたします」

 

チケットを発券しにいくと窓口では、

「1等のある前側が揺れやすく、本日は時化模様ですので特に揺れると思われます。

せっかく1等をお求めのところ恐れ入りますが、2等に変更もできます……」

とのこと。

 

とはいえ1等のチケットを持っていないと船内全部を見て回れないので、

そのまま発券してもらいました。

 

船内に入ると、

「時化ていると前側が特に揺れますから、後方の空いている席に移っていただいて構いませんので……」と、スタッフの方が案内に見えられました。

 

そして出港前のアナウンス、

「今日は時化模様で大きく揺れることが予想されます。

航行中はできるだけお席におすわりのままお過ごしください」

 

不安を胸に、出港を告げるアナウンスが続いて船はゆっくりと港を離れます。

 

小木港は長い防波堤が続く、まるで水路のような形をしています。

そこをゆっくりと進んでいくのですが……すでに揺れますねぇ。

 

双胴船は波に対して斜めに入ると、右の船体と左の船体とで動揺するタイミングがずれるので不快な感じになるんですよね。

 

船体が大きく、船室が高い位置にあるためか、周期が長い縦揺れがきます。

重心が後ろにあるようで、舳先に近いほど振れ幅が大きくなるという感じです。

出港してから数分でもうコレですので沖に出るとどうなるか……。

 

強烈な浮遊感を伴う揺れ 

状況は防波堤を抜け沖に出た途端に一変します。縦揺れがとても大きくなりました。

波を超えるときに内蔵がふわっと浮くような、スーッとする浮遊感を伴います。

飛行機の乱気流で上下に強く揺れているときと同じ感覚です。

 

しかも、波に対して斜めに航行しているので左右に滑る感じになります。

右ナナメに持ち上がって、左ナナメに落ちるというのが続きます。

 

 

撮影も兼ねているので根性で座っていましたが、

落下する感覚が特に苦手な私は恐怖感が大きくなり目眩もしてきました。

これは吐く!と思って大きく揺れる船内を後方へ移動します。  

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後方に移ると少しマシになります。

左右に揺れますから、中央寄りのシートに陣取りひたすらに耐える時間となりました。

横を見ると、窓一面の青空が見えたかと思えば窓一面の青い海。

見ているだけで酔を悪化させそうなので必死に前の壁だけを見つめます。

スマホなんて見ていられません。

 

さすがに立って歩ける状況ではなく、スタッフに横になってよいか聞きに行くことも出来ず……。

 

しばらく様子を見ていると、

カーペット敷きのスペースにお年寄りの方が連れてこられて横にさせられ、

少し前方の方ではスタッフの方に抱えられて椅子から降ろされている人、

今まで何度か時化のフェリー乗っていますが、こんな光景は初めてです。

 

必死に眠りにつこうと頑張って意識が遠くなり、

気がつくと小木港到着の少し前までとなりました。

 

入港間際になって後部デッキに出られるようになったので、

外の空気を吸いに出たら少し気分はマシになりましたが……。

初めての乗船でトラウマを植え付けられるような航海となってしまいました……。

 

ナッチャンと同じ轍を踏む

いつかまたリベンジマッチを挑みに行きたいところですが、

残念ながら、この船は売却が決定しています。 

 

元々年間8億円の赤字を計上していた直江津・小木航路。

テコ入れとして導入されたあかねは、一時期は好調でしたがその後の旅客減少は止まらず。

高い維持費もあり、赤字は膨れ上がり年間10億円にもなってしまいました。

就航からわずか5年。

自治体は怒りの声を上げるなどし、会長が辞任の意向を表明するなどありましたが、結局は収益改善のためついに売却となりました。

 

ところであかねに採用されたインキャット製の高速双胴船は、

国内では青森・函館航路で運行されていた「ナッチャンRera」「ナッチャンWorld」が初めて採用されておりました。

3時間40分かかかる同航路に最速1時間45分で結ぶという、いわば鳴り物入りで導入された2隻です。

 

運行を開始してみると、船から出る波が漁業に影響を与えることが発覚。

同船の運行に伴う在来船の本数削減により航路全体の利便性が低下。

そして原油高による燃料費の高騰による収益性の低下がトドメに。

Reraは1年強、Worldに至っては半年で運行終了し、運行会社はフェリー事業から撤退となる事態となりました。

 

同様の事態とならないよう、慎重な計画や調査が練られた上での導入となったあかねですが……。 

残念ながら、同じ轍を踏む事となってしまったのです。

 

この記事の掲載当時は売却先や時期は決定していませんが、

売却後は一時的にジェットフォイルを充て、できるだけ早い時期にカーフェリーを就航させる予定となっているようです。

毎年冬季はこの航路が運休に入りますので、同航路で運行されるのは本当に僅か。

通常であれば冬季は新潟・両津航路に充てられるハズですが……、果たしてどうなることか。今後の動向に目が離せません。

 

また乗る機会があったらいいのですが……。

《上越新幹線》今のうちに!E4系2階グリーン席に乗ってきました。

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

上越新幹線に乗ってきました。

2021年秋頃までに引退を予定している、E4系に乗るためです。

 

このグリーン車がすごいと評判です。

以前にも乗ったことがあり、

その快適さに「また乗りたい」と思って再度乗る機会を伺っていました。

 

ちょうど新潟に行く用事ができましたので、

えきねっとの早割きっぷ「お先にトクだ値」を利用して乗車してきました。

今回は、他の新幹線にはない特徴的なグリーン車の様子をご紹介します。

 

E4系”MAX”とは

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1997年に登場した新幹線です。

東北・上越新幹線における通勤需要の高まりと、国鉄200系の老朽交代に対応する新幹線として誕生しました。

かつては東北新幹線でも走っていましたが、

現在では上越新幹線のみに投入され、とき号・たにがわ号に充てられています。

 

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2階建ての大きな車体で、時速240キロも出して走ります。

これだけでもすごいのですが、

1編成8両同士が連結して最大16両編成にもなるユニークさ。

 

2階建ての高速鉄道車両は海外にもありますが、

増解結がある運行を行っているのはフランスのTGVぐらいでしょう。

世界的に見ても変わった乗り物と言えますね。

 

グリーン車は2両・2階で2編成

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グリーン車は7号車・8号車・15号車・16号車の2階です。

座席数を確保するためと思われますが、1編成に2両連結されています。

この列車は2編成が連結された16両編成ですので、

うち4両の2階部分がグリーン車ということになります。

 

意外に広い客室内

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階段を上ると、快適空間が広がります。

天井が低いのですが、限界いっぱいまで使った車体なので、

首都圏の2階建てグリーン車と比べると窮屈感は少ないですね。

小さいですが、ちゃんと荷物棚も設置されていますよ。

 

座ってしまえば、眺めがよい大きな窓からの景色で開放感があります。

肘掛けに近い高さから窓が広がるので、眼下に広がる景色が見やすくて好きですね。

ほかの新幹線とすれ違うと車両の屋根が見えますから、

それより高い位置にいるという事でこの眺望の良さは他にはありません。

 

古くても基本はしっかり。重厚シートに各種装備

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シートは年季が入っています。

ゆったりとした幅に、クッションたっぷりの分厚い背もたれ。

可動式の枕が装備されており、体格に合わせて調整ができます。

 

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読書灯が設置されています。

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グリーン車ならではの用意として、ブランケットが。

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車輌端のマガジンラックには、車内誌のほかに時刻表も用意されています。

 

やはりイチバンは車端席。広々、オットマン付き

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このグリーン車がすごいと言われる所以が、この車両端の座席です。

前側となる一番端の席には、足元にオットマンが用意されています。

その他の席にはフットレスト代わりのバーが設置されているだけです。

 

リクライニングが深く倒れますし、レッグレストも付いていますから、

靴を脱いで足を投げ出せば、まるでベッドのようです。

ちょっと一眠りどころか、ぐっすり眠れそうですね。

 

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オットマンに足を乗せると足の裏がぴったり壁に付くくらいなので広さは充分!

同じ料金でこの差はと思いますが、この席を知っているとおトク感ありますね。

 

せっかくなので普通席も

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1階は普通席です。

2ー3の横に5席並んだ配置になっている、新幹線スタンダードの座席です。

リクライニングのほか、座面スライドも付いています。

 

上越新幹線は防音壁が続くため1階席は眺望が全く望めません。

また線路面に近いため騒音も大きめです。

ただ逆に重心の関係で2階より揺れにくいですし、

2階から席が埋まっていくので空席を狙いやすいというメリットもあります。

 

なお冬季に1階席へ乗車すると、

融雪のために線路脇からスプリンクラーの放水を勢いよく窓に浴びるという中々に珍しい光景を目にすることも出来ますよ。

2021年秋頃を目処に引退

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 ユニークな要素がたくさん詰まったE4系ですが、

残念ながら2021年秋頃を目処に退役が決まっています。

 

老朽化はもちろん、MAX以外の運用につくことが出来ない効率性の悪さに加え、

上越新幹線にも新型が導入され速度向上が図られることにも関係しています。

 

元々は2020年度中の引退予定でしたが、

台風によりE7系電車が水没し車両不足となった関係で時期が延びた形となります。

 

まだもう少し頑張って走る最後の勇姿を目に焼き付けるのなら今のうち。

その際はぜひこのグリーン車にも乗車してみてください。