志羽しば旅々

旅の記録をメインに、旅のあれこれを綴っています

《津軽海峡フェリー》ブルーハピネスに乗船。スイートルームを独り占め!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

青森港と函館港を結ぶフェリー、津軽海峡フェリーに乗ってきました。

乗船当時、最新鋭の「ブルーハピネス」が担当する便に乗ることができ、

真新しい客室、しかもスイート!

 

地域間輸送を担うフェリーの最上級クラスはどんなお部屋なのか、

今回はその室内をご紹介します。

 

乗船日:2019年7月

 

船体紹介

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「ブルーハピネス」は2017年3月に就航し、乗船当時は同社で最も新しい船でした。

船籍は函館港に置かれています。

同社のフェリーは就航ごとに、函館港と青森港とで交互に籍が割り当てられています。

 

総トン数、8,851トン。全長、約144メートル。

旅客定員、583名。積載台数、トラック71台または乗用車230台。

 

真っ白な船体はピカピカでキレイです。

真ん中にシンボルのイルカのマークと、社名が大きく描かれています。 

 

スイートに乗船!専用のフロアへ

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船内に入ったらレセプションカウンターに寄って、ルームキーを受け取ります。

 

船室は下層階と上層階に分かれており、

乗船口のある下層階はスタンダードを始めとしたバラエティ豊かな客室が並びます。

上層階はスイートとコンフォートの客室が配置されており、

こちらはそれぞれの乗船券を持った人でないと立ち入りができません。

 

上級クラスの利用者だけが立ち入れる特別な空間です。

 

まるでホテルな客室紹介

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ビジネスホテル以上のクオリティといったツインルーム。

シングルのベッドが2基並びます。

窓側にはイスとテーブル。

白とブラウンを基調にしたシンプルなデザインです。

 

2人で乗っても余りあるスペースは、

地域間輸送のフェリーとは思えないような贅沢な空間となっています。

 

圧倒的な収納スペース

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収納はたっぷりあります。

クローゼットはハンガーも用意されていて、

高さもあるので長いコートかけても大丈夫そうです。

 

右側も小さめながらも物が置けるスペースとなっており、

室内着が用意されています。

 

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電気ケトルとティーセットも用意されていて、

温かい緑茶をいただくこともできます。

ここまできてしまうと、設備はホテルと変わりませんね。

 

広いバスルーム

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バスルームは非常に広く、湯船にゆったり浸かることができます。

もちろん、トイレにはウォシュレットがついています。

 

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バスルームの外には洗面台が用意されており、

ドライヤーなどもこちらに備え付けられています。

 

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定員分のフェイスタオル・バスタオルはもちろん。

アメニティも充実しています。

歯ブラシ・紙コップ・スポンジ・シャンプー類・シェーバー・ヘアブラシ。

袋にまとめられて、こちらも定員分用意されています。

 

3時間40分の自由な空間

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青森・函館間は3時間40分かかります。

ベッドに横になってちょっと一眠りでもいいですし、

イスに腰掛けて窓から景色を眺めながら談笑にふけるでもいいですし、

大きな画面のテレビを楽しんでもいいですし、

もちろん個室ですから自由気ままに、思い思いに過ごすことができます。

 

空間独り占めの貸切利用

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運賃の他にもう半額の運賃を追加することで貸切利用することができます。

今回はこの制度を使って、スイートルームを独り占めしてきました。

 

スイートルーム1人あたりの運賃は5,230円~7,430円で、

貸切にすると、7,845~11,145円です。 

最も安いスタンダードの運賃が2,460~3,450円なので3倍ほどです。

北海道新幹線の新青森・新函館北斗間の指定席が7,260円と同じくらい。

 

時間はかかりますが優雅な時間を過ごせると考えると、

十分に使って見る価値はあると思います。

 

今回は夕方に乗船し、

徐々に日が暮れて色が変わっていく空と海を眺めながらとなりました。

自分だけの静かな空間に、帰り道ということもあって思いにふけってしまいましたね。

 

ただの帰り道になってしまいがちな旅の終わりに、

このスイートルームは一つの思い出として楽しい記憶となりました。

 

ぜひまた使ってみたい、津軽海峡フェリーのスイートルームでした。

 

 

《DOAI VILLAGE #4》無人駅に宿泊!土合駅グランピングへ行ってきました(まとめ)

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

新潟県みなかみ町のJR上越線は土合駅。

JR東日本の子会社であるJR東日本スタートアップ株式会社による地域活性化実証実験が、

アウトドアベンチャーのVILLAGE INC.による運営のもとで、2020年2月12日~3月22日まで行われています。

 

私は12日に行われたオープニングセレモニーの見学、

13日から行われた宿泊施設の第1人目の利用者として訪問してきました。

 

とてもとても楽しい体験をすることが出来て、大満足だった1泊2日。

ぜひ皆さんにも訪れて欲しいと思い、記事にすること今回で5回目。

この投稿はまとめとなります。

 

それぞれの様子は、以下の記事をご覧いただけると幸いです。

www.shiba2often.net

www.shiba2often.net

www.shiba2often.net

www.shiba2often.net

 

 

土合駅で宿泊施設・カフェが開かれてどうだったか?

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今回のイベントを知った切っ掛けは、ネットの記事でした。

見たときは2つの意味で「マジか」と思ったものです。

 

1つは、「ついに開かずの部屋を見ることができる!」というワクワク感。

駅務室を改装したカフェ。

長い間シャッターが閉まったままで、ずーっと気になっていた場所です。

かつての賑わいを偲ばせる出札窓口のなかは、

もはや関係者じゃないと見ることができないと思っていただけに、

駅務室を開放してくれるというのはとても嬉しかったですね。

 

 2つは、「雰囲気がまるっきり変わっちゃうんじゃないの?」という不安。

観光地化することで雰囲気がガラッと変わってしまい、

それまで持っていた元々の良さが失われてしまうのではないかという事です。

 

これに関しては実際に訪問し、運営するスタッフさんに話を聞いて、

個人的には杞憂ではないかなと胸を撫で下ろした次第です。

詳細は下の方に書いておりますが、

よくオリジナルを保ちつつも居心地のいい空間に仕上がっていると思います!

 

実際に訪問してみて

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雰囲気作りには結構気配りが見えるように思います。

壁に貼ってある古い手順書とか、作業に使っていたものなどはそのままに残っていますし、

逆に不用品としてホコリをかぶっていたものを発掘して、

「それを展示しよう」と、全く日の目を見なかったものまで飾ったとか。

 

運営スタッフは全く鉄道ファンでは無いです。

鉄道ファンでは無いからこそ「これは何なんだろう?」と興味を示してくれるのかもしれません。

JR側としても「こんなのが珍しいの?」的な感じだったそうですが、

普段立ち入ることが出来ない駅務室に、非日常を演出するものがちゃんと用意されています。

 

そういうものがあることで、単に「丁度いいスペースがあったからカフェにしてみました」というだけでなく、

「当時貼ってあったものも見ることが出来ますよ」という博物館的な要素も含み、

プレミアム感を演出してくれます。

 

だって、駅の中にカフェでコーヒー飲むだけだったら、

その辺の駅にあるドトールやスタバなんかで十分ですからね。

わざわざココまで来る必要がないわけですよ。

群馬の最果てまで行ってでも見たいものがあるという魅力がちゃんとあります。

 

インスタントハウス「モグラハウス」の設備の良さ

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唯一の不満は本当に「音」だけでしたね。

風でバタバタと幌が音を立てるのと、近くを電車が通るのと。

 

それ以外は特に不満もなく、設備が充実していて非常に驚きました。

特に電源に関してはまっったく気にせず過ごせます。

私みたいにカメラ・スマホ・PCなどなどで電池切れはもう死活問題ですが、

ちゃ~んと電気が引いてあったので自宅同様に快適にブログ書いたり出来ました。

 

電波も4Gがしっかり入るのでSNSなんかもバシバシ楽しめますし、

Youtube見ながらとか、音楽をストリーミングで聞きながらとか。

ただ喋って寝るだけ、とはならないので良いですよね。

 

天井も高いし、窮屈さは一切ありませんでした。

居心地のいい室内も味わっておきたいし、

サウナも、カフェも、う~ん、どこに居ても楽しい!という感じですよ。

 

やっぱり欲しいアレ

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どうしても欲しい、あの設備。

お風呂です。せめてシャワーだけでもあったらな~と思いました。

 

サウナで汗をかいた後、それを流せる場所がないのでちょっと気になります。

最寄りの日帰り温泉までは若干距離がある上に、別料金。 

 

当日は雪でカラダを拭く(?)と出来ましたが、

これから無積雪のシーズンになってくるとそういう設備もいるんじゃないかなと思ってしまいます。

 

川の水かトンネル内の湧水をポンプアップして、敷地内で使えると良いんですけれど。

 

今後の期待について

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とにかく、長く続いてほしいです。

いま愛知県に住んでいますが、ぜんぜん通う気満々です。

群馬県まで直通の夜行バスもありますしね。

 

今回の宿泊ではあいにく、星空を見ることが叶いませんでしたので再チャレンジしたいんですよ。

街からは相当離れているので夜晴れていれば満天の星空なんですよね。

駅周辺は全く明かりもないので、間違いなく綺麗でしょうね……!

 

そして、カフェは甘いものが欲しい!

メニューは軽食やお酒が充実していますが、

カフェと言えば甘いもの。メニューに入っていません。

 

みなかみ町の酒饅頭とか、おやきとかの名物でもいいでしょうし、

なにかスイーツがあると楽しみが広がるなぁ~と思いました。

 

頑張るスタッフの皆さんに感謝!また行きます!

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やっぱり一番はスタッフの皆さんのおもてなしだとおもうんですよ。

 

初日で色々と手探りだったと思います。

そんな中でも、一生懸命にあれこれ施設の使い方とか教えてくださったり、

今回の実証実験のことについて話していただいたり、

キャンプや動画のことなんかもお話したりと。

スタッフさんが凄く楽しそうに仕事してらっしゃるんですよね。

 

もはや、顔なじみの女将さんがいる、使い慣れたいつものお宿。

そんな風にリラックスして過ごすことが出来ました。

 

おかげさまで、とてもとても楽しい時間を過ごせました。

 

チェックイン開始時間から目一杯過ごさせていただきましたが、

あちこちカメラを回して撮影したりと、ご協力いただいた面も多々ありました。

本当にありがとうございます。

この場を借りてお礼申し上げる次第です。

 

もう、ここまで書いた時点で次はいつ行こうかいつ行こうかと、

本営業が楽しみで楽しみで仕方がありません。

 

また、あのワクワクでいっぱいな楽しい時間を過ごしに行きたいと思います。

 

ぜひ皆さんも、本営業が始まりましたら、

カフェだけでも!

出来たら宿泊も!

 

駅事務室でご飯を食べて、無人駅に寝泊まりするという非日常的な体験を楽しんでい見てはいかがでしょうか!

 

早く夏にならないかな!!

《DOAI VILLAGE #3》無人駅に宿泊!土合駅グランピングへ行ってきました(こんな体験してきました!)

こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

土合駅で実証実験開催中のグランピング施設、「DOAI VILLAGE」に行ってきました。

宿泊営業初日にまさかの貸し切り!

今回は、どんな体験をしてきたのかをご紹介します。

 

以下の記事も併せてぜひご覧ください。

  

《DOAI VILLAGE》地域活性化イベントの実証実験に参加します! - 志羽しば旅々

《DOAI VILLAGE》土合駅で宿泊!グランピングに行ってきました(オープニング編) - 志羽しば旅々

《DOAI VILLAGE》土合駅で宿泊!グランピングに行ってきました(宿泊設備はこんな感じ) - 志羽しば旅々

 

 

まずはあれこれ使い方から

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施設の案内を教えて下さいます。

特に、グランピング施設のあるエリアと駅構内は扉で隔てられており、

出入り共に番号式のロックで施錠されていますので要チェックです。

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「モグラハウス」の入り口ファスナーを開けて中に入ったときは、

ほんとに広くて、明るくて、何より暖かくてビックリしました。

今日はココで寝るんだ……!と一気にテンションが上りましたね。

 

さっそくサウナへ

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荷物を置いたり、色々設備を見て回ったあとは早速サウナへ! 

 

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 火はあらかじめ付けていてくださったので、

「一番サウナ」を頂きに、完全に温まり切る前に入りに行きました。

 

あらかじめ水着に着替えてサウナウェアを着て外に出ますが、 

いくら気温が高い日だったとはいえ雪の積もる山の中ですから寒いです!!

程よく温まりつつある室内を、自分で薪をくべていって火力を上げていきます。

赤々と燃える火と、時々パチパチと爆ぜる薪が雰囲気を高めてくれます。

 

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更に体感温度を上げるために、焼けた石に水をかけます。

すると「ジューッ!」という音とともに蒸気が上がって、

室内は一気に熱気に包まれます。

 

じわりじわりとカラダを温めていって……、

クールダウンに一旦外へと出ます。

入る前は突き刺す寒さだったはずなのにポカポカの汗ダラダラ。

カラダからは湯気が上がります!

 

そしてそのまま雪へダイブ!これがめちゃくちゃ気持ちいいんです 。

雪を固め直して、ベッドのように。

しばらく横になってカラダを冷ましました。

 

これを何度か繰り返すと結構気分が良くなってきますね。

今までサウナって何が楽しいんだと思っていた節はありましたが、 

これはめちゃくちゃ楽しい!!

何より自分で好きに温度を変えて、水かけてと、

ただひたすらに耐える入浴にならないので飽きないというのが大きいです。

 

ひとやすみ

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ウェルカムドリンクをいただきました。

アルコール類が中心ですが、事前に飲みたいものなどはアンケートがありましたので好きなものをリクエストしておくと可能な範囲で対応していただけます。

 

ちょっと一杯と行きたかったところですが、

空腹でお酒飲んじゃうと眠くなってしまうので、ご飯時まで我慢です。

 

駅の中で食べる熱々晩ごはん

夕飯は19時頃をリクエスト。

その前からすでにお腹が鳴っていたので、楽しみにしながらカフェスペースへ。

 

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メニューは地元産の食材を使った、鍋です!

みなかみ町はキノコの名産地。

エノキ・シイタケ・ブナシメジなど、たっぷりと入っています。

群馬県名産のこんにゃく(玉こんにゃく)も入っていて、ボリューム満点です。

 

味付けは醤油ベースと味噌ベースから選べて、今回は味噌ベースをいただきました。

迷いましたけれど、冬はなんだか味噌でいただきたくなりますよね。

 

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お隣の新潟県は妙高市の辛子味噌「かんずり」がついてきますので、

具材の追加をいただきたときには味を変えて楽しむことが出来ます。

ピリッと辛くなりますので、よりカラダが温まる感じがします。

 

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締めはうどんか雑炊です。

味付けでも迷うのに、締めも選べちゃうなんて贅沢ですよね。

う~ん、と迷ってうどんで頂きました。

卵も入ってまろやかな風味に変わり、最後の一滴まで美味しくいただきました。

 

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お酒は水上温泉街にある醸造所で作られた地ビールの「オクトワンブルーイング」をはじめとして、日本酒・焼酎・ウィスキーがいただけます。

今回は「オクトワン」の"オクトネ・エール"をオーダー。

スタッフのみなさんと乾杯!

 

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夜のカフェスペースは昼間の営業とは雰囲気が変わります。

 

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レコード独特のノイズが乗った音楽がゆったりと流れ、

たまに電車が来ると、「ここは駅だったな」なんて思い出させてくれます。

 

時間帯的に上りの終電とかぶりますが、降りた人は1人だけ。

電車から降りてきたら、鍋をハフハフ食べてる人が居るのはビックリするでしょうね。

 

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食後にコーヒーもいただきながら、スタッフのみなさんと土合駅や旅の話に花を咲かせます。

 

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カフェ内のあちこちには、駅務室が現役だった頃に掛けてあったものが、そのまま残っています。

ホコリをかぶって半ば捨ててあったものも展示されており、

こうして今回の企画がなければ永久に日の目を見なかったものばかりです。

食い入るように見てしまいました。

 

特筆すべきは旧売店スペースに残っていた古い雑誌の数々です。

開いてみると、ジャンプはキャプテン翼やドラゴンボールが掲載されています。

訪れた際にはぜひ開いてみてください!

 

水も美味しい

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料理もそうなんですが、水がすごく美味しいんです。

それもそのはず。

MINAKAMI Oasisという地元の水を使っているんです。

これで水割りを作れば美味しいですよ!!

 

ところでこの水の水源地は、上越新幹線の「大清水トンネル」なんだそうです。

つまり、JR東日本で売っているミネラルウォーター「From AQUA」と同じ水ということ。

気になったら飲み比べてみては……??

 

夜の駅を探検

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夜の駅を探検します。

意外な事に、駅の中は夜のほうが明るいんですよ。

照明がバッチリ点くので、日中の薄暗い雰囲気から一変します。

 

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風の音と水の音が混じり合い、変に落ち着きます。

昼夜関わらず何度も訪れている駅ですから、怖いとは思わず逆にワクワクしちゃいますね。 

 

夜中のサウナ 

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 火の付け方は日中に入る前にレクチャーを受けましたので、

自分で火を着けてサウナを温めます。

着火はカンタン。マッチのような着火剤を薪の中に放り込むだけです。

 

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夜は照明にLED式のランタンが設置されます。

柔らかい光がサウナ内を照らしてくれて、落ち着いた雰囲気が広がります。

 

このランタンの素晴らしいところは、Bluetoothを使用して音楽流せるスピーカーが付いていること。

スマホを入口前に置いておいて、ラジオを流しながら入浴していました。

 

周りに人はいないので、完全に自分だけの時間が流れます。

辺りは真っ暗なので雲の切れ間からは星がよく見えるんですよ。

旅客列車も全部行った後なので、

クールダウンは水着だけで雪に寝そべって星を眺めていました。

 

 深夜になると駅は急変

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夜中0時頃にもテントを抜け出してみました。

すると……。ホームへ向かう通路は真っ暗。

改札・待合室・カフェ内は明かりが灯っていましたが、他は全て明かりが落ちて真っ暗に。

斜坑と下りホームは点灯しています。雰囲気出ますね。

直前にビデオライトを購入して持ってきたのは正解でした。

 

Youtubeに、深夜の地下ホームから地上ホームへ歩くタイムラプス動画もアップしていますので、ぜひ併せてご覧ください。

 

お手洗いは駅の共用トイレ

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グランピング施設には専用のお手洗いは無いので、駅のを使います。

駅舎を出て、右手へ進むと奥にあります。

 

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数年前に綺麗に改装され、ピカピカです。

便座にウォシュレットは無いものの、保温機能つきです。

暖房も弱めに入っていますので暖かくて、用を足している間に凍える心配はありません。

清掃も定期的に入っているので、ハイシーズンでもなければ綺麗です。

山奥の駅のトイレと侮ることなかれ。快適です。

 

風の音と列車の音

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 夜も更けてきたので、明かりを消してベッドに横になります。

夜中は風が強くなり、

窓についている覆いなどがバサバサと音を立てます。

また、貨物列車が1時頃、3時頃、4時頃と合計4本程度が通過します。

 

 数年前は、貨物列車に加えて夜行列車が数本通過していたのを考えると、

静かになったほうとは言えますけれど……、

音に敏感な方なので、ちょっと眠りが浅くなってしまいました。

気になる方は耳栓を持ってくると良いと思います。

 

朝ごはんは自分で作るホットサンド

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 おはようございます。始発電車の音で目が覚めました。

少々雲が出ていますが、天気は良さそうです。

身支度を済ませて、カフェへ向かい朝ごはんへ。

 

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ホットサンドです。

自分で焼いて作ります。もちろん、作り方はレクチャーしてくださいました。

そしてコーヒーも自分で豆を挽いて、ドリップする本格派。

朝イチで飲むコーヒーがこんなに美味しいのは久しぶりでした。

 

具材はベーコン・レタス・目玉焼き・チーズ、あと付け合せにピクルスです。

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初めてホットサンドを作りましたが、めちゃくちゃ美味いですね!

表面はサックサク、中はふんわりに焼けたパンと、

挟んだ具が熱々です。

 

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 2つ目はチーズを挟んで焼いてみました。

トローリとろけて、味にコクが増してこれまた美味しい!

これは早速Amazonでホットサンドメーカー買うしか無いですね。

自宅に帰ってからも作ってみたいです。

これはハマる!

 

朝サウナ

 最後にもう1回サウナに入ってきました。

ゆっくり朝ごはんを頂いたので時間が少なくちょっとだけでしたが、

すっかり手際よく火を付けられるようになり一気に温め、

朝日を浴びながら雪に寝そべって……。

帰りたくない気持ちが一気に増してきますね。

 

チェックアウト後はカフェでのんびり

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チェックアウト時刻は11時。

例によって電車やバスの本数が少なく、

上りも下りも朝9時前後の電車の次は13時前後ですのでカフェでのんびり過ごします。

パソコンを開いて、画像の取り込みや編集をやっていました。

 

ちょこちょこと駅には人がやってきて、

土合駅を目当てに来たのか、カメラを片手に色々写真を撮っていました。

 

お昼ごはん代わりにおにぎりとお味噌汁

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おにぎりは150円、お味噌汁が200円です。

おにぎりは具が選べて、生姜味噌を選びました。

一口食べて思わず唸ります。お米が美味しい!生姜味噌がとても合います。

お味噌汁はキノコがたくさん入っていて大満足。

おにぎりはお持ち帰りもできるそうです。また食べたいなぁ……!

 

ココ最近では一番の帰りたくなさ

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そうしているうちに帰りの電車の時間となりました。

越後湯沢を経由するので地下へ行きますから、早めに出発します。

 

最後に代表の茶屋さんと握手を交わし、「また来ます!」と再訪を約束して土合駅を後にしました。

 

本当に本当に、今回ばかりは帰りたくない気持ちが強くて強くて。

翌日も休みだったら近所に宿をとってでも長く居たい気持ちでいっぱいでした。

 

地下へ下る階段を1段1段、踏みしめながら下りホームへ向かい、

北へ向かう電車へと乗り込みました。

 

それでは今回は宿泊の様子をずらっとまとめてみました。

次回はまとめ的な内容を綴ります。

それでは、また!

《DOAI VILLAGE #2》無人駅に宿泊!土合駅グランピングへ行ってきました(宿泊設備はこんな感じ)

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

JR東日本スタートアッププログラム主催の地域活性化実証実験、

「DOAI VILLAGE」のグランピングに行ってきました!

 

なんと私が1番目の参加者で、

しかも直前にキャンセルが出たとのことで、私だけの貸し切りに!

たっぷり満喫してきました! 

 

結論から言うと、

何事も非日常で、新鮮で、楽しいことばかり。

暖かくて快適なテントに、地元の名産が詰まった美味しい料理、雪に飛び込めちゃう本格ロウリュサウナ。

そして何よりは、一生懸命におもてなししようとしてくれたスタッフの皆さんです。

楽しすぎて時間が経つのが本当にあっという間でした。

1泊だけでは物足りないくらいです!2泊、いや3泊はしたかったですね……。

帰るのが本当に名残惜しく、今からもう本格運用が待ち遠しくてなりません。

 

「DOAI VILLAGE・土合駅とは?」「オープニングセレモニーの様子」は別記事にまとめていますので、併せてぜひご覧ください。

 

《DOAI VILLAGE》地域活性化イベントの実証実験に参加します! - 志羽しば旅々

《DOAI VILLAGE》土合駅で宿泊!グランピングに行ってきました(オープニング編) - 志羽しば旅々

 

今回は土合駅までのアクセスと、施設の設備を紹介します。

 

 

土合駅へは首都圏から3時間ほど

 

首都圏からは新幹線の場合、上毛高原駅からバスやタクシー等で。

在来線の場合は、高崎駅から上越線に乗り、水上駅で電車かバスに乗り継ぎです。

水上駅から土合駅までは電車が極端に本数が少ないので、

バスの利用も一緒に検討されると便利です。

他の観光地への移動もある場合にはレンタカーをオススメします。

 

自家用車でのアクセスの場合は、

関越道を水上ICで降りて、 国道291号線を北へ進みます。

湯檜曽温泉街の辺りだけは道が狭いのでご注意を。

途中には「メロディロード」という音楽が聞こえてくる場所がありますよ。

  

改札?いいえチェックインです

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では、駅舎の中へ入ります。

かつてはカーテンで閉ざされていたきっぷ売場は、カフェとして改装されました。

寒々と無機質的だった待合室が、一気に明るく暖かみあがある雰囲気になりましたね。

 

ところで古い有人改札の跡の一部が無機質な引き戸に改造されてしまっています。

これは今回の件とは全く関係なく、

JRが除雪機の出し入れに便利なように作り変えてしまったとの事。

DOAI VILLAGEの代表の方も最初見に来たときに改札口を気に入っていらっしゃったそうですが、

いつの間にやら工事が入ってしまって……とおっしゃっていました。

 

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カフェスペースに寄って、スタッフさんに名前を告げます。

今回の宿泊は私だけ(!)でしたので、

チェックインらしいチェックインは無く名前を伝えただけで完了しました。

 

今後はチェックインシートが作られる予定です。

いろいろと試行錯誤をされているとのこと。

なお、宿泊費用はPaypalを用いて事前決済となっています。

 

”インスタント”でも快適!テント風ハウス

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宿泊者は「モグラハウス」と呼ばれるインスタントハウスに滞在します。

発泡ウレタンで出来たドームのような形は、モンゴルの「ゲル」を連想しますね。

 可愛らしい見た目をしていますが、

前に立つと結構な大きさがありますよ!

 

ファスナーを開けて、中に入ってみましょう……。

 

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なんということでしょう。

ストーブに、ベッドに、テーブルまであるじゃないですか……!

広さも十分ですし、なにより高さがタップリあるので息苦しくありません。

身長183cmの私でも、天井までは全く手が届かないくらいです。

 

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ベッドの上に寝袋が敷かれ、その中で寝るスタイルです。

とはいえ、ベッドにはマットレスが敷いてありフカフカです。

寝袋とブランケットだけなので「寒くないの?」と思われるかもしれませんが、

全くそんな事はありません。

発泡ウレタンで造られているため断熱が効いており、ストーブは小型ながらもパワフル。

ブランケットだけでも十分なくらいです。全然寒くありません。

 

ベッドは標準的なシングルサイズです。

十分に足を伸ばして横になることが出来ます。

枕もクッションもあり、寝具類では唯一掛け布団が無いというだけです。

快適でいうことありません……。

 

気になる設備とアメニティは??

f:id:shiba2often:20200214115604j:plainみなさんが設備で一番気になる点は、電源ではないでしょうか。

ご安心ください。しっかり設置されています。

USBコンセントが5口あります。(Type-Aが4口、Type-Cが1口)

裏面に、AC100Vコンセントが3口(1つは照明に使用)ついていますので、スマホやカメラなどの充電はOKです。

カフェ内にもAC100Vのコンセントがありますので、

スマホの電池切れを心配する必要は全く無いですね。

 

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中央に設置されたテーブルは40センチ四方くらいでしょうか。

2人分の食べ物や飲み物を置くには少し狭いかな??

 

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サイドテーブル周りには、

ティッシュ・ウェットティッシュ・照明付きの鏡・温湿度計・ゴミ箱が。

 

アメニティとしてハブラシ(歯磨き粉つき)が提供されます。

コップはありません。ペットボトルなどを利用するか、持ち込みましょう。

 

その他、持っていったほうが良いものは以下の通りです。

  • タオル類…サウナで流した汗を拭いたり、洗顔後に使ったり使うので2枚以上あると良いと思います。
  • 水着…サウナに入る際には必要です。絶対にお忘れなきように!
  • 耳栓…風が強いと窓や入り口の覆いがバタバタと音を立てます。また、深夜帯は貨物列車の通過が時々ありますので、物音に敏感な方は必須です。

 

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暖房は石油ストーブが設置されています。

小さいですが、めちゃくちゃ強力です。

断熱がしっかり効いた室内なので、かなり弱めで焚いても25℃をキープ。

寝ている間も焚いていたら、朝には29℃まで上がっていました。

一応は定期的に換気が必要ですが、一酸化炭素警報機が設置されていますので安心です。

 

本格ロウリュサウナへ!

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ここの施設で一番の目玉はサウナでしょう!

入浴施設の代わりに「モグリュウ」と名付けられたサウナが設置されています。

駅に温泉が設置されているところはいくつかありますが、

サウナが設置されている駅はどこを探してもココだけでしょうね。

希望者には近隣の日帰り温泉への送迎があるとのことです。

 

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小屋のタイプとテントタイプと2種類用意されています。

テントタイプは簡易式なので、ぜひ入るなら小屋の方をオススメします!

 

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 火はあらかじめ着けてくれまして、
30分から1時間ぐらいするとちょうど良い温度まで熱せられてきます。

 

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これは宿泊者ならではの体験なんですが、

スタッフの方いわく「一番風呂ならぬ一番サウナ」と呼んでいるもので、

徐々に徐々に温度が上がっていくのを味わうことができるんです。

普通のサウナって入ったらすぐMAX温度じゃないですか。

それと違って、じわじわと熱くなるのを体感できるんですよ。

 

ロウリュサウナの入り方は、水着に着替えて、サウナウェアをかぶります。

サウナウェアは厚手なタオル地の大きなパーカーですね。無料で借りられます。

 

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中に水の貼った桶がありますので、

柄杓でサウナストーンという石に水をかけます。

すると蒸気が上がり、サウナ内の体感温度もグッと上昇します。

 

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これでじわじわとカラダを温めていって……。

もう限界!となったところで飛び出します。

雪に飛び込みます。

気持ちいい!!

 

これを繰り返すと、いわゆる「整った」となるわけですね。

 

これが本当に気持ちいいんですよ。

熱くなったカラダに雪の冷たさがじんわりと包み込む感じです。

寒くて凍えそう!なんてことはありません。

 

日中は流石にひと目がありますので、大はしゃぎとは行きませんが、

夜になればもう人気が少ないですから、

それこそ雪の上でクロールなんてことも出来ちゃいます。

 

電車が通る時間だけ注意しましょう!

 

あまりの気持ちよさに1時間近く入って、

日が暮れてからと、朝にも入ってきました。

 

さて、次回はこの快適な滞在環境を以下に過ごすか。

普段は体験できない「駅に泊まる」とはどんな感じなのか。

どんなご飯をいただくことができるのか。

宿泊の内容について紹介をしていこうと思います。

 

宿泊情報

『DOAI VILLAGE』

  • 宿泊日数:1泊2日
  • 宿泊料金:19,800円(アルコールを含むドリンク類、夕朝食つき)
  • 営業時間:チェクイン15時~チェックアウト11時

 

ぜひ次回をお楽しみに。

それではまた!

《DOAI VILLAGE #1》無人駅に宿泊!土合駅グランピングへ行ってきました(オープニング編)

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

土合駅にて2020年2月12日から3月22日に限定開催される、

『DOAI VILLAGE』に行ってきました。

 

今回はオープニングセレモニーの様子を紹介します。

 

DOAI VILLAGEがどんな事業なのかは、前回の記事をご覧いただけると幸いです。

www.shiba2often.net

土合駅に到着!本当に冬……?

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バスで土合駅へ到着しました。

向かう途中から思っていましたが、雪が少ない!

この時期は積雪のピークくらいの雪量で、

まさに駅が埋もれているというぐらいの雪が積もっているはずなんですが、

アスファルトが見えているどころかどんどん溶けていっています。

 

水上駅前のお土産屋さんや、前泊したお宿の女将さんにも聞きましたが、

揃って「今年は本当に雪が少ない」と言っていました。

前の週に一気に降ったので、これでも積もったほうだとの事……。

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見えている雲もわずか、ほぼ快晴です。

日差しが強く、風もなくて、動いていると全く寒くありません。

上に着ていたダウンジャケットを脱いでも汗が出てくるほどでした。

 

オープニングセレモニー

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2月12日は朝10時よりオープニングセレモニーが行われました。

 ふら~っと行ってきましたが、報道・関係者向けのイベントのようで、

平日ということもあり一般の方は少なく、殆どが報道関係者。

あちこちから取材がきていました。

 

関係者はJR東日本のほか、みなかみ町や環境省の名前が入ったウェアを来た方もいらっしゃいましたので、想像以上に期待されているイベントだなぁと思いました。

 

熱のこもった来賓挨拶

 

冒頭には来賓方々からのご挨拶がありました。

ここでは一部を紹介させていただきます。

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  • JR東日本スタートアップ株式会社 柴田社長

宿泊施設・サウナ・カフェ、相当いい感じに仕上がっています。

できるだけ沢山の方に、旅行者の方も登山に行かれる方も、鉄道ファンの方も、そして地元の方にもご利用いただきたい。

 

ここは土合VILLAGEと名付けている通り、単なるグランピング施設ではなくて、

色んな人が集まる場所、村にしていきたいと思っています。

ですから、できるだけたくさんの人に村人になってほしいと思っています。

村づくりに参加してほしいと思っています。

 

今日も含めて色んな体験をしていただいて、「ああしたい・こうしたい」という意見があるとおもうので、それをどんどんぶつけていただいて、

一緒に楽しい村を作っていきましょう

 

ここから日本の地方の魅力を、群馬水上の魅力を発信していきたいと思います。

 

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  • VILLAGE INC. 橋村代表

伊豆から来ている我々はみなかみ町には異色な存在かもしれませんが、

今回2011年から(グランピング事業を)やってきたことが新たな形として、

駅に村を作るというトライをさせていただくチャンスを得ることが出来ました。

 

これからみなかみ町に溶け込んでいって、

お互いにコラボレーションできるような場にDOAI VILLAGEをしていきたいと思っています。

 

よそ者ならではの新たな視点を取り入れさせていただいて

駅を新たな地域経済のコミュニティとしてアップデートしていきたいなと思っています。

 

過疎の象徴とされるような地域の無人駅こそ宝の山と思っています。

そこに新たな人々が集って、新たなライフスタイルとワークスタイルを築いていくという

その最初の地がDOAI VILLAGEということで、これをきっかけに広げていきたいと思っています。

 

ほか、みなかみ町長、JR東日本高崎支社長からのお話もございました。

各方面からの期待を背負ったオープンだと感じられましたね。

お話の中で、「夏から本格開業」「他の駅にも展開していきたい」という内容もありましたので、今後の動向が非常に気になります。

 

個人的にはぜひとも大成功していただいて、永く継続していただきたいと思います。

 

太鼓の演舞とかがり火の点灯

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三国太鼓の演奏が行われました。

猿ヶ京温泉の芝居小屋「でんでこ座三国館」の建設を契機に、

和太鼓を通じて地域を元気にしていくことを目的に結成。

地域の自然や文化をイメージしたオリジナル曲を中心にイベント・お祭りなどでの演奏を行っているそうです。

 

「地域を元気にしていく」という目的が今回のイベントとマッチしていますね。

今回のセレモニーで演奏される理由が見えた気がしました。

 

小さい太鼓と大きい太鼓、そして手振り鉦が奏でる息の合った演奏です。

トコトコと小気味いいリズムに、大太鼓のドン!ドン!という迫力の良さ、

それに乗る手振り鉦のシャンシャンという音がメリハリをつけてくれます。

 

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そして演奏に合わせてかがり火の点灯です。

パチパチと音を立てて炎が上がり、「お祭り」感を盛り上げてくれます。

 

力強い太鼓の音が山々に響き渡っていました。

 

報道取材とニュースを見た感想

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オープニングイベントが終わると報道陣向けの施設公開が行われました。

残念ながら一般人の私はここまで。

楽しみは宿泊まで取っておきましょう!

 

宿に戻って夕方テレビを見ていると、

ちょうど今回のオープニングセレモニーの様子が報道されていました。

土合のほか、秋田県でも無人駅を活用した地域振興の取り組みや、

渋谷駅での無人供食スペースの設置などと絡めて報じられており、

いま、駅は移動のために寄る場所から、

人と人とが出会う場所へと進化しつつあるんだなと思いました。

 

それでは、次回はいよいよ宿泊の様子をご紹介いたします。

長くなると思うので、何回かに分けて公開しますのでお楽しみに。

それではまた!

《DOAI VILLAGE #0》地域活性化イベントの実証実験に参加します!

こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

群馬県みなかみ町で開催されるグランピングに参加してきます。

土合駅という無人駅で開催されるんです。

無人駅に宿泊できちゃうなんて凄くないですか???

しかもこの駅、タダの無人駅じゃないんです。

詳しくは参加後のレポートでご紹介しますが、

まずはどんなイベントに参加してくるのか解説していきます。

 

『DOAI VILLAGE』

villageinc.jp

JR東日本スタートアップ株式会社出資によりVILLAGE INC.が運営する、

2020年2月12日~3月22日の40日間限定のグランピングによる地域活性化実証実験です。

 

「インスタントハウス」という宿泊設備の他、

駅舎内をカフェに改装して交流を図るスペースを作ったり、

本格フィンランド式サウナが設置されることになっております。

 

今回はこのイベントに宿泊で参加してきます。

 

グランピングとは

一般社団法人「日本グランピング協会」によると、

グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良い所取りの自然体験」に与えられた名称

とされており、

簡単に言うと、従来のキャンプと違って身の回りの世話がついたキャンプですね。

グランピングとは|一般社団法人 日本グランピング協会

 

私も学生の頃はキャンプや野宿なんかは時々やっていましたが、

確かにテントや寝袋など用具の運搬、場所の確保、テントの設営などなど、

手間のかかることは結構多いです。

もちろん、これが楽しくてキャンプをする人が大半だとは思いますが、

そうでない人でも野外活動の楽しみは知ってほしですよね。

 

そういう方向け?に今、注目を集めているのが「グランピング」という

新しいスタイルの野外活動なんだそうです。

 

JR東日本スタートアッププログラムとは

jrestartup.co.jp

今回この実証実験は、JR東日本のグループ会社である「JR東日本スタートアップ株式会社」によって実施されます。

優れたアイデアや先端技術を持つスタートアップ企業とともに、
JR東日本グループの経営資源を活用して、
未来をつくる新たなビジネスやサービスを創出することにより、
地域のより一層の活性化と豊かな暮らしづくりに貢献してまいります。

優れたアイディアや技術を持った企業にJR東日本スタートアップ㈱が出資をし、

JR東日本グループが持つインフラや社会的なつながりを用いて、

新たなサービスの創出や技術革新、地域振興などなどを進めていく事業を展開しているそうです。

 

運営のVILLAGE INC.(ビレッジ・インク)とは

villageinc.jp

西伊豆の「船でしか行けない」1日1組のプライベートキャンプ場をはじめとして、

自然の恩恵を生かした空間と非日常体験を提供するアウトドアベンチャー企業です。

 

無人駅の遊休資産を活用し、グランピング事業に寄る「非日常の提供」と、

カフェ等のコミュニティ広場によって「地域との交流の場を創出」

これにより、観光流動の促進と地域活性化を目指すことを目的として、

今回、土合駅に『VILLAGE(村)』を創ることとなったそうです。

 

土合駅とは

群馬県みなかみ町にある「無人駅」です。

JR上越線の駅でして、群馬県内で最も北にある駅です。

名峰谷川岳の麓にある駅ですので登山愛好家が多数利用する駅ですが、

特殊な構造をしている駅として、鉄道ファンにも有名な駅なんです。

 

その特殊構造とは、

下り線(新潟方面)ホームが地下トンネルの中に存在することです。

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上越線開通時には地上の現上り線ホームで行き違いができる単線でした。

その後、首都圏と新潟を結ぶ動脈として輸送力が求められるようになります。

複線化を実施するにあたって、

既存の清水トンネルよりも遥かに長い、新清水トンネルが建設されました。

その影響で、上り線が地上、下り線が地下に分けられ、

地上の駅舎とホームの間は、長い長いトンネル(斜坑)に設けられた階段を上り下りする構造になっています。

かつて駅員が配置されていた頃は、下りホームは発車時刻の10分前に改札が締め切られていたそうです。

 

非常に楽しみなイベントです。

「まさか、土合駅でこんなに素敵なイベントが開催されるなんて!」

と、ニュースで見たときからワクワクなんですよ!!

気づいたら予約を入れていました。

 

学生の頃にトンネルの研究をちょっとしていたんです。

 あの辺一帯は、鉄道が山岳を克服する歴史や技術の進歩がよく見られる地域で、

その一環で土合駅には何度も訪れていていた思い入れのある駅なんです。

 

なので土合駅に宿泊設備が出来たと聞いて本当に嬉しい限りです。

これが40日間限定だなんて……通年営業してほしい!と、

楽しみで楽しみですでにそう思っているくらいです。 

 

この記事を書いているのは開催の前日なんですが、

好評で既に宿泊は予約でいっぱいになっているとの事。

それだけ皆さん注目しているということですね。

 

なにはともあれ、

今のところは最初で最後の土合駅宿泊イベント、存分に楽しんでこようと思います。

 

例によって写真と動画をたくさん撮ってこようと思っていますので、

速報版をブログにて写真を中心に掲載、

スローペースではありますが、動画の方もYoutubeにアップ予定ですので、

お楽しみにお待ちいただければ幸いです。

 

それでは行ってきます!

《新潟空港ラウンジ》エアリウムラウンジ

こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

フジドリームエアラインズで新潟空港へ飛んだ際、

ラウンジにも寄ってきましたので、まとめてみました。

※データは全て訪問時(2019年12月)のものです

新潟空港紹介

新潟市内からは、バスで約30分程度。

阿賀野川河口付近の日本海に面した空港です。

日本海側地域の拠点を担う空港で、

国内線では、新千歳・成田・中部・小牧・伊丹・関空・福岡・沖縄へ、

国際線では、ソウル・上海・ハルビン・ハバロフスク・ウラジオストク・香港への路線が就航しています。

(2020年2月現在)

 

エアリウムラウンジ

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  • 営業時間:7:10~19:40(最終受付19:20)
  • 利用料金:2時間1,100円(提携ゴールドカード提示で無料)
  • 延長料金:1時間550円
  • 到着時の利用:可
  • Wi-Fi:有
  • 電源:有(AC100V、USB電源)

ラウンジは空港ターミナルの3階、制限エリア外に設けられています。

出発で利用される際には、保安検査締め切り時刻にご注意ください。

到着で利用することも出来ます。

 

ゆったりした室内空間

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 幅の広い、どっしりとしたソファが並びます。

フロアは3種類に分かれており、

「ビジネス」「カジュアル」「リラックス」の空間設定をしているそうです。

 

特にここはこのコーナーという仕切りや案内はありませんが、

奥は温かみのある色合いのソファと絨毯で落ち着いた雰囲気の「リラックス」、

真ん中はサイドテーブルが用意されて気軽に使える「カジュアル」、

反対側の奥はメインとサイドの2つテーブルが用意された「ビジネス」、

……という感じでしょうか。

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窓側には長いカウンターテーブルが配置されています。

駐機場から滑走路を一望でき、遠くには日本海を眺めることも出来ます。

 

ドリンクサービスとお酒

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フリードリンクが用意されています。

コーヒーやお茶、ジュースなどのソフトドリンクは無料でいただけます。

 

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有料でアルコールの販売もあります。

ビールやウィスキーのほか、 

酒所で有名な新潟なだけに、日本酒の販売もあります。

石本酒造の「越乃寒梅」、麒麟山酒造の「麒麟山」が並んでいました。

地ビールのエチゴビールもあり、アルコールのラインナップには力が入っています。

おつまみの販売もあります。

地元企業の亀田製菓のあられも並ぶなど、

飛行機を見ながら新潟ならではの味を楽しむことができるのは良いですね。

 

その他設備

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窓側カウンターテーブルには電源が用意されています。

AC100Vのコンセントのほか、USB電源も設置されており、

PC作業からスマホの充電まで十分にこなすことが出来ます。

 

Wi-Fiも無料で利用可能です。

 

お手洗いは更衣スペースが用意されていますので、

到着地・出発地に合わせて着替えができるので便利ですよ。

 

まとめ

今回は到着時の利用で、時間帯も混むタイミングではかったので、

ゆっくりと観光情報をまとめたりと、快適に過ごすことが出来ました。

 

窓の外から見える滑走路ですが、時々離発着があり、

日本海の方に目を向ければ、港も近いので行き交う船も見え、

眺めが飽きないというところはポイントです。

 

次回寄ることがあれば、

日本酒を楽しみながら過ごしてみたいと思いました。

 

地方空港に寄ったらぜひラウンジへ

地方空港のラウンジに寄るのが好きです。

その地域の伝統工芸品で作られた家具や装飾、

名産品を使ったドリンクのサービス。

 

出発時の利用であれば、最後までその地方の雰囲気を楽しめますし、

到着時に利用すれば、着いたという雰囲気を一気に高めてくれます。

 

最近ではどんどん進化しつつある地方空港のラウンジスペース。

航空会社のラウンジと違って上級会員である必要はなく、

クレジットカードのゴールド会員や手頃な利用料を払えば使える気軽さも。

 

空港で過ごす時間をちょっとアップグレードしてみませんか?