こんにちは。
旅するバーチャルユーチューバー、志羽ハルキです。
愛知県に住んでいる私は、
月イチくらいのペースで首都圏へと移動することがあります。
名古屋⇔東京の移動手段は様々選ぶことができ、
飛行機・新幹線・高速バス……、運行会社も豊富にあります。
早くて快適に移動するならば、新幹線か飛行機ですが、
安く移動するならば高速バス一択です。
大手のJRバスのほか、
ウィラーなどの新興バス会社も多数走らせており、よりどりみどりです。
その中でも今回は、
「安くて」かつ「快適で」という点を重視し、
名鉄バスの「Sクラスシート」を利用してきましたので、そのレビューをしたいと思います。
中央高速バス 名鉄バスセンター⇔バスタ新宿
名鉄バスの新宿線は名古屋は名鉄バスセンターと、
新宿はバスタ新宿とを中央道を経由して運行しています。
京王バスとの共同運行となっており、便によって運行会社が異なります。
名鉄バスセンターから出発します。
名古屋駅は高速バスの発着場所があちこちにありますので、
間違えないように乗り場を確認しておきましょう。
バスは三菱ふそうのエアロエースにて運行されています。
車内の様子
車内はこんな感じです。
木目調の床に、深めの色合いでまとめられたインテリアは落ち着きを感じさせます。
基本的には2ー2の4列席で構成されていますが、
前方の4席のみ1-2の3列席となっており、「Sクラスシート」として発売されています。
重厚で高級感のあるシートは丁度いい硬さで座り心地がとても良いです。
ピッチも広くて、リクライニングもしっかり倒れます。
一番前の席は足が伸ばせず結局狭いのではと思われるかもしれませんが、
足元には空間があり、足を入れて伸ばすことができるようになっています。
フットレストも装備されているので、靴を脱いでリラックスすることもできます。
私は身長183センチあり足元が狭いと本当に窮屈に感じてしまうのですが、
この空間のおかげで苦しくなく座ることができました。
つま先が一番奥に当たるくらいなので、平均的な身長の方でしたら十分余裕でしょう。
各種サービス


シートには厚手のブランケットがあらかじめ用意されており、
運転士さんから直接手渡しでのスリッパのサービスがありました。


座席横にはコンセントと小物入れ、
正面には小型のテーブルも設置されているので手回り品の置き場には困りません。


車内にはWi-Fiも飛んでおり、計測したときは14Mbpsも出ておりました。
バスの車内とは思えないような速い回線速度です。
もちろん混雑状況や走行地帯により上下することはありますが、
概ね安定した接続が得られ、動画視聴もストレス無く行うことができました。
特筆すべきは、車両後方に設置されているお手洗いでしょう。
バスの車内とは思えない広さです。
車体の幅をいっぱいに使用した空間はフィッティングボードもあり着替えもできます。
明るく清潔なお手洗いなので、到着前の身だしなみ確認にも便利ですね。
新宿までの車中
バスは名鉄バスセンターを発車すると、
栄→勝川駅前→桃花台→多治見→瑞江天徳→恵那→中津川→馬篭で乗車、
八王子→日野→府中→深大寺→三鷹で降車可能です。
休憩は、恵那峡SA・諏訪湖SA・談合坂SAの3回です。
それぞれ10分程度の停車だったと記憶しています。


中央道を経由しますので、
途中の諏訪湖SAではすぐ近くに美しい諏訪湖を見ることができ、
山梨県内では甲府盆地から山々を遠くに眺められるなど風景が楽しめます。
シートが快適ですから、逆に睡眠に費やして休息に充てるのも良いでしょう。
タイヤの近くではありますが、エンジンから遠いので音も静かです。
暖かいブランケットにくるまれば、眠りに落ちること間違いなしです。
バスタ新宿までおよそ6時間の移動となりましたが、
疲労感は少なく、降りたあとも順調に予定をこなすことができました。
行程の半分を睡眠に充て、
残りは車窓を楽しんで過ごしていたので良い具合にリフレッシュできました。
気になる運賃・料金は?
この路線は時季により運賃が変動する仕組みになっています。
乗った時は通常運賃が5,500円でしたが、
WEB割というオンライン決済限定の割引運賃を利用しましたので4,800円。
Sクラスシートで1,000円加算されるので、合計5,800円でした。
また是非利用したい
高速バスのデメリットは時間がかかって疲れやすいという点だと思います。
それをプラス1,000円でいい座席にすることで大幅に緩和されます。
新幹線と比べると2倍以上の時間はかかりますが、
通常の狭いシートで疲れを溜め込みたくない方にはオススメです。
いい具合に移動の速さと価格のバランスが取れたような気がします。
久々に高速バスが楽しいと感じられました。
是非またの機会にはSクラスシートで出かけてみたいと思います。