こんにちは。
バーチャル旅人、志羽ハルキです。
土合駅にて2020年2月12日から3月22日に限定開催される、
『DOAI VILLAGE』に行ってきました。
今回はオープニングセレモニーの様子を紹介します。
DOAI VILLAGEがどんな事業なのかは、前回の記事をご覧いただけると幸いです。
土合駅に到着!本当に冬……?
バスで土合駅へ到着しました。
向かう途中から思っていましたが、雪が少ない!
この時期は積雪のピークくらいの雪量で、
まさに駅が埋もれているというぐらいの雪が積もっているはずなんですが、
アスファルトが見えているどころかどんどん溶けていっています。
水上駅前のお土産屋さんや、前泊したお宿の女将さんにも聞きましたが、
揃って「今年は本当に雪が少ない」と言っていました。
前の週に一気に降ったので、これでも積もったほうだとの事……。
見えている雲もわずか、ほぼ快晴です。
日差しが強く、風もなくて、動いていると全く寒くありません。
上に着ていたダウンジャケットを脱いでも汗が出てくるほどでした。
オープニングセレモニー
2月12日は朝10時よりオープニングセレモニーが行われました。
ふら~っと行ってきましたが、報道・関係者向けのイベントのようで、
平日ということもあり一般の方は少なく、殆どが報道関係者。
あちこちから取材がきていました。
関係者はJR東日本のほか、みなかみ町や環境省の名前が入ったウェアを来た方もいらっしゃいましたので、想像以上に期待されているイベントだなぁと思いました。
熱のこもった来賓挨拶
冒頭には来賓方々からのご挨拶がありました。
ここでは一部を紹介させていただきます。
- JR東日本スタートアップ株式会社 柴田社長
宿泊施設・サウナ・カフェ、相当いい感じに仕上がっています。
できるだけ沢山の方に、旅行者の方も登山に行かれる方も、鉄道ファンの方も、そして地元の方にもご利用いただきたい。
ここは土合VILLAGEと名付けている通り、単なるグランピング施設ではなくて、
色んな人が集まる場所、村にしていきたいと思っています。
ですから、できるだけたくさんの人に村人になってほしいと思っています。
村づくりに参加してほしいと思っています。
今日も含めて色んな体験をしていただいて、「ああしたい・こうしたい」という意見があるとおもうので、それをどんどんぶつけていただいて、
一緒に楽しい村を作っていきましょう。
ここから日本の地方の魅力を、群馬水上の魅力を発信していきたいと思います。
- VILLAGE INC. 橋村代表
伊豆から来ている我々はみなかみ町には異色な存在かもしれませんが、
今回2011年から(グランピング事業を)やってきたことが新たな形として、
駅に村を作るというトライをさせていただくチャンスを得ることが出来ました。
これからみなかみ町に溶け込んでいって、
お互いにコラボレーションできるような場にDOAI VILLAGEをしていきたいと思っています。
よそ者ならではの新たな視点を取り入れさせていただいて、
駅を新たな地域経済のコミュニティとしてアップデートしていきたいなと思っています。
過疎の象徴とされるような、地域の無人駅こそ宝の山と思っています。
そこに新たな人々が集って、新たなライフスタイルとワークスタイルを築いていくという
その最初の地がDOAI VILLAGEということで、これをきっかけに広げていきたいと思っています。
ほか、みなかみ町長、JR東日本高崎支社長からのお話もございました。
各方面からの期待を背負ったオープンだと感じられましたね。
お話の中で、「夏から本格開業」「他の駅にも展開していきたい」という内容もありましたので、今後の動向が非常に気になります。
個人的にはぜひとも大成功していただいて、永く継続していただきたいと思います。
太鼓の演舞とかがり火の点灯
三国太鼓の演奏が行われました。
猿ヶ京温泉の芝居小屋「でんでこ座三国館」の建設を契機に、
和太鼓を通じて地域を元気にしていくことを目的に結成。
地域の自然や文化をイメージしたオリジナル曲を中心にイベント・お祭りなどでの演奏を行っているそうです。
「地域を元気にしていく」という目的が今回のイベントとマッチしていますね。
今回のセレモニーで演奏される理由が見えた気がしました。
小さい太鼓と大きい太鼓、そして手振り鉦が奏でる息の合った演奏です。
トコトコと小気味いいリズムに、大太鼓のドン!ドン!という迫力の良さ、
それに乗る手振り鉦のシャンシャンという音がメリハリをつけてくれます。
そして演奏に合わせてかがり火の点灯です。
パチパチと音を立てて炎が上がり、「お祭り」感を盛り上げてくれます。
力強い太鼓の音が山々に響き渡っていました。
報道取材とニュースを見た感想
オープニングイベントが終わると報道陣向けの施設公開が行われました。
残念ながら一般人の私はここまで。
楽しみは宿泊まで取っておきましょう!
宿に戻って夕方テレビを見ていると、
ちょうど今回のオープニングセレモニーの様子が報道されていました。
土合のほか、秋田県でも無人駅を活用した地域振興の取り組みや、
渋谷駅での無人供食スペースの設置などと絡めて報じられており、
いま、駅は移動のために寄る場所から、
人と人とが出会う場所へと進化しつつあるんだなと思いました。
それでは、次回はいよいよ宿泊の様子をご紹介いたします。
長くなると思うので、何回かに分けて公開しますのでお楽しみに。
それではまた!