志羽しば旅々

旅の記録をメインに、旅のあれこれを綴っています

《高速バス》名鉄バスセンター→高山濃飛バスセンター 風光明媚な東海北陸道を行く!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

愛知県名古屋市と岐阜県高山市を結ぶ、高速バスの乗車レビューです。

 

梅雨晴れのきれいに晴れた日の乗車でして、

通り過ぎる景色が非常に綺麗で、車内は快適。

 

非常に有意義に過ごすことが出来ましたよ!

 

運行経路

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下りは名鉄バスセンターを出発し、名古屋駅(太閤口)を経由して、

群上八幡インターまで乗車扱い。

長良川サービスエリアで10分間の休憩を取った後、

清見、崇教真光総本山前、高山濃飛バスセンターで降車扱いとなります。

 

上りは休憩場所がひるがの高原サービスエリアとなります。

 

名鉄バスセンターは、名古屋駅の東口。

名古屋駅バス停は、名古屋駅の西口となります。

名古屋駅をぐるっと一周する経路を取りますので、

鉄道へ・鉄道から乗り換える際には近い方を選ばれるとよいかと思います。

 

また、名古屋駅の東西は10分ほどで抜けられますから、

上りで鉄道各線への乗換えを急ぐ場合には名古屋駅バス停で降車しても良いかと。

 

同路線は、名古屋駅と高山駅を結ぶ特急ワイドビューひだと競合する路線となっています。

 

運行は、JR東海バス・名鉄バス・濃飛バスの3社にて共同運行がされています。

 

ちょっと広め『ゆったり4列シート』

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シート間隔が広めの、ゆったり4列シートが搭載されています。

一般的な4列シートと違い、膝前に余裕があり窮屈さが軽減されています。 

 

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足元には跳ね上げ式のフットレストがついています。

靴を脱いでリラックスするときに便利ですね。

 

設備の紹介

コンセント・トイレ・Wi-Fiが設置されています。

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コンセントは窓側は窓の下に、通路側はアームレストの下に設置されています。

スマートフォンの充電程度の容量で、

パソコンなどのACアダプターを繋ぐことはできません。

 

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WiFiは美並IC付近で16Mbps出ており、最速20Mbpsを発揮。

トンネル内でも繋がります。

なかなかに優秀です。

 

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トイレは標準的な狭いトイレです。

きれいで清潔に保たれていますね。

 

景色が楽しい東海北陸道

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バスは東海北陸自動車道を経由します。

名古屋駅を出ると早速に名古屋高速へと乗り都市部を抜け、

東海環状自動車道を関市方面へと走っていきます。

 

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徐々に徐々に、車窓はのどかな田園風景と変わっていき、

東海北陸道に入ると一気に山岳地帯へと入るという、

車窓を眺めて楽しい路線です。

 

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ハイライトは、高鷲ICとひるがの高原SA間にある鷲見橋。

非常に深いV字谷に架けられたコンクリート橋の橋脚高は、

上り線118メートル、下り線125メートルと日本一を誇ります。

ハイデッカーのバスからは、

まるで空中を走るかのような爽快な景色を見ることが出来ますよ。

 

特急ワイドビューひだとの比較

先述のとおり、この路線はJR東海の特急ワイドビューひだと競合する路線です。

このひだに使われている特急列車は、JR東海が誇る高性能ディーゼルカーなのですが、

高山本線はカーブが多いためスピードがあまり出せません。

ですので、ワイドビューひだが2時間20分ほどで名古屋と高山を結ぶ一方、

この高速バスは2時間30分ほどで同じ区間を走ります。

あまり時間が変わりません。

 

もちろん、バスですから渋滞などにより延着するリスクもありますので、

定時性を考えると軍配は特急列車に上がります。

 

一方、運賃で見ると特急列車は普通車指定席で6,140円。

バスは3,100円と、倍に近い差があります。

更に往復割引運賃もあり、往復5,400円。片道が2,700円となります。

 

高山市街からちょっと足を伸ばして、という方はJRがオススメの場合も。

JR東海は『飛騨路フリーきっぷ』を発売しており、

飛騨地区までの往復指定席、飛騨地区のフリー区間乗り放題、そして高山駅から白川郷往復または新穂高までのバス乗り放題乗車券がついたおトクなきっぷが出ています。

1~4人用が発売されていて、4人用を利用すると1人あたり7,810円。

高山濃飛バスセンターから新穂高ロープウェイバス停までは通常片道2,200円かかりますので、非常にお得です。

奥飛騨温泉郷への入浴や、北アルプスへの観光にはこちらが良いと思います。

 

ワイドビューひだはグリーン車も連結されています。

ちょっとリッチにゆったりとした座席での移動もいいですよね。

 

次回はどっちに乗って高山へ行こうか……。

毎回悩ませてくれる贅沢な路線です。