こんにちは。
バーチャル旅人、志羽ハルキです。
名古屋港にある『名古屋海洋博物館』へ行ってきました。
名古屋海洋博物館とは
名古屋から、電車を乗り継いで地下鉄名港線『名古屋港駅』へおよそ20分強。
名古屋港ガーデンふ頭に立つ『名古屋港ポートビル』の3階にあります。
名古屋港水族館がすぐ近くなので、こちらへ行かれる方が多いでしょう。
入館料は300円。
名古屋港水族館や南極観測船ふじとの共通チケットも販売されています。
操船シミュレーター
館内の展示を見ながら進むと、ありました!
窓のように並べられたモニター。
コンパクトな操舵席。
そして横に添えられたレーダー。
小型船舶のような雰囲気です。
実際にシミュレートされているのはクルーザータイプの小型船舶。
エンジンの操作レバーが左右1つずつ付いているので、二軸船仕様。
なかなかに豪華です。
いざ、挑戦!
ルートが2つのうちから選べます。
旋回しながら金城ふ頭へ入港するコースと、
まっすぐ名港トリトンをくぐってガーデンふ頭へ入港するコースです。
操船を楽しみたい方は金城ふ頭コース、
景色を楽しみたい方はガーデンふ頭コースがオススメです。
学芸員さんがいらっしゃいますので、操作を教えていただいて出発!
本格的な操縦体験
操作感覚を覚えるために、
舵を切ったりエンジンの回転数を変えたりしてみます。
するとどうでしょう、めちゃくちゃリアルな動きをします。
たとえば舵を操作しましょう。
じわーっと舵角が変わっていくのですが、動作は遅れてついていきます。
「キック」と言って、
進行中に舵を切ると曲がり始める前に船尾が外に出る現象もあります。
エンジンの動きによって舵の効きにも影響します。
推進力があるうちは舵はよく効きますが、止めると効きは弱くなります。
左右で出力や前後進を切り替えればもちろん旋回します。
相当にリアルです。
伺ってみると、
実際に訓練で使われるシミュレーターを使用しているのだとか。
これはオトナが十分に楽しめる完成度です。
180度見渡せて、そのうえ景色がキレイ!
映像も丁寧に作り込んであります。
まずはディスプレイが180度に配置されていますので、
真横まで見渡すことができます。
景色はCGで再現されています。
名港トリトンや、コンテナ積み下ろしのガントリークレーン。
そして船も実在のものも再現されています。
例えば商船三井のコンテナ船がいますし、積んでいるコンテナも日本郵船や川崎汽船、デンマークのマークスなど。
港内には飛鳥Ⅱなど、実在する船も再現されています。
何よりすごいのは、時間や天気も変えられるということ。
雨に設定すると雨が降り出して波が出てきます。
夜に設定すれば、それはきれいな港湾地区の夜景を楽しむことができます。
入館料300円だけで楽しめるクオリティを超えていませんか……?
このシミュレーターだけでも100円とか徴収されてもおかしくないクオリティです。
名古屋海洋博物館に来た際には、ぜひトライしてみてください。
無料ですから空いていれば何回も挑戦することができますので、
ゴールを目指さずに操作を楽しんでみるのもイイですね!
ガントリークレーンのシミュレーターも
シミュレーターはもう1つありまして、
コンテナを積み下ろしするガントリークレーンのオペレーターを体験できます。
こちらはゲーム感覚のお手軽さで、子供から大人まで楽しめます。
クレーンを指定された位置まで操縦して、
コンテナを船から引き上げてトレーラーに積み込みます。
ガイドに従ってレバーの操作でカンタンに操縦できます。
実際のクレーン操縦室は、地上50メートルほどの上空です。
コンテナの位置がわかりやすいように足元はガラス張りですから、
慣れなければ高度感で足が震えそうですね。
展示も気合が入っていて面白い! 
楽しいのはシミュレーターだけではありません!
博物館は展示も楽しんでこそですが、
館内は実物を置けるところは実物を、実物が置けないものは模型で再現。
かなり凝っています。
船からコンテナの積み下ろしを行うジオラマがあります。
自動化されたコンテナターミナルをイメージして作られていて、
船からクレーンで陸揚げされてヤードを移動する様子が精巧に再現されています。
船の歴史についての展示もあり、
模型や当時運ばれていた品物なども一緒に展示されていて見ごたえがあります。
順路の最後には工作室を兼ねた資料展示もあり、
船に関する様々な本や資料が配置されていて飽きることがありません。
館内の窓からは港の景色が一望できて、遠くには名港トリトンが見えます。
これほどに色々な展示を見ることができて、入館料は300円です。
お得すぎませんか……??
まとめ
操船シミュレーターをやってみたいと訪れてみましたが、
相当に本格的な挙動をするシミュレーターで期待以上に楽しむことができました!
展示も濃くて滞在時間が思いの外に長くなってしまうくらいでした。
名古屋・金山からあっという間に到着するので、
気軽に行くことができるというのもイイですよね!
ぜひとも、また足を運んでみたいです。
概要
名古屋港海洋博物館
場所:名古屋港ガーデンふ頭(金山駅から名古屋市営地下鉄名港線で20分強)
入館料:300円
営業時間:9:30~17:00(最終入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日
(祝日の場合は翌日が休館日、GW・7~9月・年末年始・春休みは無休)
訪問日:2021年4月
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