こんにちは!バーチャル旅人、志羽ハルキです。
沖縄県は那覇市の泊港と座間味村の座間味島とを結ぶ高速船、クイーンざまみが2021年11月1日より新造船にて運航が開始されました!
早速乗ってきましたので、船内の様子をお伝えいたします。
クイーンざまみとは
沖縄本島那覇市の泊港から慶良間諸島の座間味島と阿嘉島とを結ぶ高速船です。
午前と午後の1日2便で運行されています。
並行して運航しているカーフェリーで1時間半かかるところを50分で結ぶ俊足。
ケラマブルーとも称される美しい海は海外からもダイバーが訪れ、
島民の足としても観光客の足としても大切な役割を担っています。
瀬戸内クラフト製の双胴船を採用しています。
コの字のように角張った印象を与える先進的なデザインです。
舳先は前に突き出ていて、その薄さからウェーブピアサー(波浪貫通)型のような見た目をしています。
見るからに速そうですね。
背の低い船体です。
客室は1階にあり、2階は外デッキとなっています。
どちらの階にも出入り口があって、
泊港では2階から、座間味・阿嘉港では1階から出入りします。
高速船ですが、ウォータージェット推進ではなく堅実なプロペラ推進です。
それでも35ノット(≒時速65キロ)ものスピードを出せます。
先代の「クイーンざまみ3」も双胴船でした。
前の年に座間味島へ行った帰りで乗船していましたが、最初で最後となってしまいましたね。
乗船レポートを上げていますので、ぜひ併せてご覧ください。
大きく進化した船内
白を基調に木目調パネルを設置した明るい内装です。
シートは青とオレンジで目にも鮮やかですね。
座席の配列は2-4-4-2。
前方席は窓側がオレンジメイン、中央側がブルーメインの色合いです。
座席はリクライニングができます。
シートベルトがついているあたりが高速船ならではですね。
窓側にはコンセントが2口ついていますので、スマホなどの充電に活用できます。
シートポケットにはエチケット袋が備え付けられていて、
ドリンクホルダーも用意されています。


最前列上方には小さな窓がついています。
正面の視界は狭いですが、
空が見えて晴れていれば光が差し込んできて船内が明るくなります。
後方席は座席のほか、荷物置き場と車いす用のスペースが設けられています。
最後部にはお手洗いと自動販売機が設置されています。
お手洗いはバリアフリー対応です。
この船でイチバン好きなのは、このイラスト。
船内中央の階段に描かれているこの絵はクジラやウミガメなど、
慶良間諸島で見ることができる海の動物やサンゴなどがいます。
階段の蹴上面にもイラストが入っていて、ケラマジカもいますね。
船に乗ったところからすでに慶良間のきれいな海や風景をイメージすることができて、
旅行で乗船した人をワクワクさせてくれる素晴らしい仕掛けです。
階段を降りた先には慶良間諸島国立公園のマークが設置されています。
座間味・阿嘉・慶留間と、お隣の渡嘉敷島一帯が国立公園に指定されています。
外デッキを見てみましょう。
まずは2階の外デッキです。
コンパクトな船ながらも、広々としたデッキで開放的です。
左舷中央(階段の左側)にはベンチが並ぶ不思議なスペースがあります。
荷物置き場も併設されていて、ペットのケージも置くことができます。
座席がいっぱいだったときとか、外の空気を吸いたい方向けでしょうか。
利用した際は荷物がたくさんあって側にいたい人が座っている感じでした。
船の走りは動画にまとめておりますのでぜひ併せてご覧ください!
そのスピードは圧倒的です。
少々時化模様の海ではありましたが、スピードを感じるアトラクションのように揺れて楽しかったですね。
那覇に泊まっていて朝から慶良間の海を楽しみたいという方、
県外から飛んできて行きはカーフェリーだけれど時間いっぱい座間味を楽しみたい方、
うまく組み合わせれば、たっぷりキレイな海を堪能することができるはずです。
速くて綺麗で快適なクイーンざまみで離島の旅を楽しみましょう!
乗船日:2021年11月