志羽しば旅々

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【熊本フェリー】いまではココだけ!高速双胴カーフェリー『オーシャンアロー』の船内はこんなに豪華

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こんにちは!

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

熊本県は熊本港フェリーターミナルに来ています。

熊本駅からバスで40分、有明海への玄関口です。

 

こちらからは、対岸に位置する長崎県は島原半島へのフェリーが出ています。

在来船を運航する『九商フェリー』と、

高速船を運航する『熊本フェリー』の2社で運行されています。

 

今回は、高速船『オーシャンアロー』に乗船してきました。

この記事では、主にオーシャンアローの船内を紹介していきます。

 

オーシャンアローとは

1998年に就航した高速双胴カーフェリーです。

製造は現・IHIが担い、東京大学の教授との共同設計にて開発された船です。

この船は、SSTH(Super Slender Twin Hall)という超極細双胴船。

小型の実験船を経て、実用船として本船が製造されました。

航海速力はプロペラ推進にて30ノットを誇ります。

 

スペシャルシート

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船首寄りに、特別席『スペシャルシート』が設けられています。

革張りの大型リクライニングシートに、オットマンが付いています。

2席並びですが間隔は広めにとられていて、中央にはカクテルテーブル。

 

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座席間隔は相当広めに取られていて、前後左右にかなりの余裕があります。

 

天井にはドレープが掛かっていたり、照明が異なったり、

普通席と比べると座席以外の内装にも凝った造りになっているので『スペシャル』感が高いです。

 

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前を向くとこんな感じです。

残念ながら眺望は良くなく、着席した状態で前を眺めると空しか見えません。

明るくて開放感のある雰囲気ではありますが、ここだけ惜しいところです。

 

なお、最前列なので静かで振動も少なめです。

リラックスしてお昼寝をしたいという方にもおすすめのシートです。

ブランケットもありますので、気持ちよく寝られると思います。

 

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スペシャルシートの区画は普通席と区切られていて、

チケットを持っている人でないと入ることができないようになっています。

 

平日はワンドリンクサービス(スクルーズチケットは土休日も)がありまして、

乗船券を購入すると引換券を貰えますから、船内の売店で引き換えます。

 

美味しい飲み物を飲みながら、ゆったりくつろぐことができる空間です。

 

普通席

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普通席はシートがずらっと並びます。

ひじ掛けが固定式でパーティションのように隣と区切られているのが特徴的です。

リクライニングはありません。30分間の航行時間ですから、無くても十分でしょう。

 

座席間隔は広めですし、座席下も空間が開いているので足を伸ばして過ごせます。

 

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区画中央の前方には大型モニターが設置されていて、

島原の観光案内などが流れています。

 

座席背面にはテーブルがついていますので、売店で買った飲食物を楽しむのに便利ですね。

 

ラウンジ

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上階はラウンジスペースとなっています。

 

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ソファを中心とした座席展開となっていて、

大人数のグループで利用するにはこちらがオススメです。

テーブルも大きくて、使い勝手がよさそうです。

 

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窓側のボックスシートは窓が大きくて眺めも良く気持ちがよさそうですね。

 

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このラウンジスペースの船尾寄り中央には、

ゴージャスな金色の日本画がバックに設置された長~いソファが設置されています。

座るだけで偉くなったような気分になれます。

コンパクトな船内に、これほどまでバラエティーに富んだ座席配置がされているので、中を歩いているだけでも楽しいですね。

 

オープンデッキ

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上階の船尾はオープンデッキとして開放されています。

高速船の後部デッキは解放されていなかったり、あっても狭いことも多いですが、かなり広いデッキです。

天井が無くてとても気持ちがいいですね。

 

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イスが設置されています。

30分の航行時間ですから、出港から着岸までデッキで過ごしているのもアリです。

共有スペース

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船内中央には売店が設置されています。

熊本・長崎のお土産品や、お菓子、軽食などが販売されています。

カウンターではコーヒーなどのドリンクも提供されていますので、

まるでカフェのような趣ですね。

カモメにあげるかっぱえびせんも販売していますよ。

 

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売店の横には郵便ポストや乗船記念スタンプが設置されています。

 

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オープンデッキの下の階にもベンチが設置されています。

こちらは喫煙スペースです。

 

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売店の正面には、上階のラウンジへ向かう階段が。

乗った時はクリスマスの時期でしたので飾り付けがされていました。

 

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階段の上に明り取りの窓があって、シーリングファンも付いています。

内装は本当に細かいところまで凝った造りですよね。

片道30分の航路に就いている船とは思えないくらいに至れり尽くせりですし、

豪華でおしゃれな内装です。

クルーズチケットで90分間の乗船時間なので充分満喫できましたが、

片道で乗船される方はどこで過ごそうか迷ってしまいそうですね。

 

乗船中の様子はYoutubeにて

Youtubeにて船の紹介から乗船中の様子をまとめた動画を公開しています。

ぜひ併せてご覧ください。

 

乗船データ

乗船時期:2021年12月

乗船区間:熊本港→(島原港)→熊本港

乗船等級:スペシャルシート

運賃料金:クルーズチケット 1,500円

     (九州産交バス 熊本駅→熊本港 490円)