志羽しば旅々

旅の記録をメインに、旅のあれこれを綴っています

【粟島汽船】フェリーニューあわしまの船内をご紹介!

 

粟島汽船は、

新潟県村上市の岩船港と粟島の粟島港とを結ぶフェリーを運航しています。

岩船港へはJR村上駅から車で20分弱。

バスは出ていませんが、事前予約制の乗り合いタクシーを利用できます。

 

フェリーニューあわしまは、2019年就航のカーフェリーです。

総トン数654トン。定員400名。岩船と粟島とを1時間35分にて結びます。

 

三浦造船所にて建造された船舶です。

那覇泊港と座間味島とを結ぶ『フェリーざまみ3』や、

同じく泊港と粟国島とを結ぶ『ニューフェリーあぐに』を造っています。

沖縄で見かけたことがある船体に、どことなく南国の雰囲気を感じてしまいますね。

1階エントランス

乗船口があるエントランスです。

案内カウンターが設けられています。

 

船内の案内も掲示されています。

 

エントランス真横は車イス・救護スペースとして使用されている長椅子があります。

通常時は使用することが出来ないようです。

 

1階客室

1階の船首寄りはカーペット敷のスペースになっています。

 

テレビが設置されています。

 

中央部には男性用・女性用のお手洗いと、広いバリアフリートイレがあります。

 

エントランス横はイス席となっています。

 

座席背面にはテーブルと網ポケットが備えられています。

 

すこしですが、リクライニング機構が付いています。

また、窓側にはコンセントが設置されています。

 

船尾寄りには自動販売機と大型手荷物置き場があります。

釣りやキャンプなどの道具、自転車などは受託手荷物となり、料金が別途かかります。

 

コカコーラの自動販売機と、アルコールの自動販売機が設置されています。

価格は標準的でありがたいですね。

 

いちばん船尾の部分はカーペット敷のスペースですが、右舷側は段差のないバリアフリースペース。

左舷側は女性専用スペースとして使用されています。

 

船内階段

船内中央にある階段は粟島汽船のロゴマークと、粟島伝統の"家印(いえじるし)"が描かれたタイルが並べられています。

 

 

2階客室

船首寄りはイス席です。

1階エントランス横のイスとは異なるシートが配置されています。

左舷から2列-3列-3列の配置となっていて、

3列席は2列-1列として使えるように間にミニテーブルが固定されていてユニークです。

 

 

背面にはテーブルとポケットが設置されています。

こちらも少しだけリクライニングが可能です。

前後の間隔は狭められていて、2列目以降は少々窮屈。

しかしながら、深く腰掛けられるように座面の傾きが絶妙で座り心地は抜群でした。

 

中央には位置や案内を表示してくれるモニターと、お手洗いがあります。

 

船尾寄りはカーペット敷スペースです。

 

2階デッキ

船首方向に出ることが出来るようになっています。

航行中は正面から風を浴びることが出来て、かなりの開放感です。

 

なかなか船首に向いて景色を見られる船も珍しいですね。

入港・出港の時は人が集まってきます。

 

横方向にはイスが設置されています。

海を眺めながらゆったり座って過ごすことができます。

 

船尾の客室後方にはたくさんのイスが並べられています。

屋根が付いているので、よほどの悪天候でなければこちらでも過ごせそうです。

 

船尾端はウッドデッキになっています。

 

ウッドデッキがあるスペースは屋根も無いので広く感じます。

なにかイベントが出来そうな場所ですね。

ここより後ろは係船装置などがあるため入れません。

 

2階客室から出てすぐのところには喫煙ルームがあります。

しっかり独立した部屋になっているので、煙が漂ってくることはありません。

 

佐渡と比べるととても小さい粟島ですが

同県の離島といえば佐渡が有名です。

その巨大な島と比べると圧倒的に小さい粟島ですが、海は本当に綺麗です。

岩船港を出てしばらくは緑色がかった水面が、徐々に深い青色に変わっていきます。

 

そんな綺麗な海は魚釣りのポイントだらけ。フィッシング愛好家がたくさん乗船されていました。

自転車を借りて島を一周したり、海水浴が出来たり、様々なアクティビティも楽しめます。

 

GWや夏などの多客期やフェリーのドック期間中に限り、高速船「awalineきらら」が運航されています。

35分早い、1時間ちょうどの航行時間。

朝に粟島を出て、夕方に戻るというダイヤで運航される傾向です。

粟島へ宿泊される方は、ぜひこちらの高速船も機会があれば利用してみてください。