志羽しば旅々

旅の記録をメインに、旅のあれこれを綴っています

《DOAI VILLAGE #1》無人駅に宿泊!土合駅グランピングへ行ってきました(オープニング編)

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

土合駅にて2020年2月12日から3月22日に限定開催される、

『DOAI VILLAGE』に行ってきました。

 

今回はオープニングセレモニーの様子を紹介します。

 

DOAI VILLAGEがどんな事業なのかは、前回の記事をご覧いただけると幸いです。

www.shiba2often.net

土合駅に到着!本当に冬……?

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バスで土合駅へ到着しました。

向かう途中から思っていましたが、雪が少ない!

この時期は積雪のピークくらいの雪量で、

まさに駅が埋もれているというぐらいの雪が積もっているはずなんですが、

アスファルトが見えているどころかどんどん溶けていっています。

 

水上駅前のお土産屋さんや、前泊したお宿の女将さんにも聞きましたが、

揃って「今年は本当に雪が少ない」と言っていました。

前の週に一気に降ったので、これでも積もったほうだとの事……。

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見えている雲もわずか、ほぼ快晴です。

日差しが強く、風もなくて、動いていると全く寒くありません。

上に着ていたダウンジャケットを脱いでも汗が出てくるほどでした。

 

オープニングセレモニー

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2月12日は朝10時よりオープニングセレモニーが行われました。

 ふら~っと行ってきましたが、報道・関係者向けのイベントのようで、

平日ということもあり一般の方は少なく、殆どが報道関係者。

あちこちから取材がきていました。

 

関係者はJR東日本のほか、みなかみ町や環境省の名前が入ったウェアを来た方もいらっしゃいましたので、想像以上に期待されているイベントだなぁと思いました。

 

熱のこもった来賓挨拶

 

冒頭には来賓方々からのご挨拶がありました。

ここでは一部を紹介させていただきます。

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  • JR東日本スタートアップ株式会社 柴田社長

宿泊施設・サウナ・カフェ、相当いい感じに仕上がっています。

できるだけ沢山の方に、旅行者の方も登山に行かれる方も、鉄道ファンの方も、そして地元の方にもご利用いただきたい。

 

ここは土合VILLAGEと名付けている通り、単なるグランピング施設ではなくて、

色んな人が集まる場所、村にしていきたいと思っています。

ですから、できるだけたくさんの人に村人になってほしいと思っています。

村づくりに参加してほしいと思っています。

 

今日も含めて色んな体験をしていただいて、「ああしたい・こうしたい」という意見があるとおもうので、それをどんどんぶつけていただいて、

一緒に楽しい村を作っていきましょう

 

ここから日本の地方の魅力を、群馬水上の魅力を発信していきたいと思います。

 

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  • VILLAGE INC. 橋村代表

伊豆から来ている我々はみなかみ町には異色な存在かもしれませんが、

今回2011年から(グランピング事業を)やってきたことが新たな形として、

駅に村を作るというトライをさせていただくチャンスを得ることが出来ました。

 

これからみなかみ町に溶け込んでいって、

お互いにコラボレーションできるような場にDOAI VILLAGEをしていきたいと思っています。

 

よそ者ならではの新たな視点を取り入れさせていただいて

駅を新たな地域経済のコミュニティとしてアップデートしていきたいなと思っています。

 

過疎の象徴とされるような地域の無人駅こそ宝の山と思っています。

そこに新たな人々が集って、新たなライフスタイルとワークスタイルを築いていくという

その最初の地がDOAI VILLAGEということで、これをきっかけに広げていきたいと思っています。

 

ほか、みなかみ町長、JR東日本高崎支社長からのお話もございました。

各方面からの期待を背負ったオープンだと感じられましたね。

お話の中で、「夏から本格開業」「他の駅にも展開していきたい」という内容もありましたので、今後の動向が非常に気になります。

 

個人的にはぜひとも大成功していただいて、永く継続していただきたいと思います。

 

太鼓の演舞とかがり火の点灯

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三国太鼓の演奏が行われました。

猿ヶ京温泉の芝居小屋「でんでこ座三国館」の建設を契機に、

和太鼓を通じて地域を元気にしていくことを目的に結成。

地域の自然や文化をイメージしたオリジナル曲を中心にイベント・お祭りなどでの演奏を行っているそうです。

 

「地域を元気にしていく」という目的が今回のイベントとマッチしていますね。

今回のセレモニーで演奏される理由が見えた気がしました。

 

小さい太鼓と大きい太鼓、そして手振り鉦が奏でる息の合った演奏です。

トコトコと小気味いいリズムに、大太鼓のドン!ドン!という迫力の良さ、

それに乗る手振り鉦のシャンシャンという音がメリハリをつけてくれます。

 

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そして演奏に合わせてかがり火の点灯です。

パチパチと音を立てて炎が上がり、「お祭り」感を盛り上げてくれます。

 

力強い太鼓の音が山々に響き渡っていました。

 

報道取材とニュースを見た感想

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オープニングイベントが終わると報道陣向けの施設公開が行われました。

残念ながら一般人の私はここまで。

楽しみは宿泊まで取っておきましょう!

 

宿に戻って夕方テレビを見ていると、

ちょうど今回のオープニングセレモニーの様子が報道されていました。

土合のほか、秋田県でも無人駅を活用した地域振興の取り組みや、

渋谷駅での無人供食スペースの設置などと絡めて報じられており、

いま、駅は移動のために寄る場所から、

人と人とが出会う場所へと進化しつつあるんだなと思いました。

 

それでは、次回はいよいよ宿泊の様子をご紹介いたします。

長くなると思うので、何回かに分けて公開しますのでお楽しみに。

それではまた!

《DOAI VILLAGE #0》地域活性化イベントの実証実験に参加します!

こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

群馬県みなかみ町で開催されるグランピングに参加してきます。

土合駅という無人駅で開催されるんです。

無人駅に宿泊できちゃうなんて凄くないですか???

しかもこの駅、タダの無人駅じゃないんです。

詳しくは参加後のレポートでご紹介しますが、

まずはどんなイベントに参加してくるのか解説していきます。

 

『DOAI VILLAGE』

villageinc.jp

JR東日本スタートアップ株式会社出資によりVILLAGE INC.が運営する、

2020年2月12日~3月22日の40日間限定のグランピングによる地域活性化実証実験です。

 

「インスタントハウス」という宿泊設備の他、

駅舎内をカフェに改装して交流を図るスペースを作ったり、

本格フィンランド式サウナが設置されることになっております。

 

今回はこのイベントに宿泊で参加してきます。

 

グランピングとは

一般社団法人「日本グランピング協会」によると、

グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良い所取りの自然体験」に与えられた名称

とされており、

簡単に言うと、従来のキャンプと違って身の回りの世話がついたキャンプですね。

グランピングとは|一般社団法人 日本グランピング協会

 

私も学生の頃はキャンプや野宿なんかは時々やっていましたが、

確かにテントや寝袋など用具の運搬、場所の確保、テントの設営などなど、

手間のかかることは結構多いです。

もちろん、これが楽しくてキャンプをする人が大半だとは思いますが、

そうでない人でも野外活動の楽しみは知ってほしですよね。

 

そういう方向け?に今、注目を集めているのが「グランピング」という

新しいスタイルの野外活動なんだそうです。

 

JR東日本スタートアッププログラムとは

jrestartup.co.jp

今回この実証実験は、JR東日本のグループ会社である「JR東日本スタートアップ株式会社」によって実施されます。

優れたアイデアや先端技術を持つスタートアップ企業とともに、
JR東日本グループの経営資源を活用して、
未来をつくる新たなビジネスやサービスを創出することにより、
地域のより一層の活性化と豊かな暮らしづくりに貢献してまいります。

優れたアイディアや技術を持った企業にJR東日本スタートアップ㈱が出資をし、

JR東日本グループが持つインフラや社会的なつながりを用いて、

新たなサービスの創出や技術革新、地域振興などなどを進めていく事業を展開しているそうです。

 

運営のVILLAGE INC.(ビレッジ・インク)とは

villageinc.jp

西伊豆の「船でしか行けない」1日1組のプライベートキャンプ場をはじめとして、

自然の恩恵を生かした空間と非日常体験を提供するアウトドアベンチャー企業です。

 

無人駅の遊休資産を活用し、グランピング事業に寄る「非日常の提供」と、

カフェ等のコミュニティ広場によって「地域との交流の場を創出」

これにより、観光流動の促進と地域活性化を目指すことを目的として、

今回、土合駅に『VILLAGE(村)』を創ることとなったそうです。

 

土合駅とは

群馬県みなかみ町にある「無人駅」です。

JR上越線の駅でして、群馬県内で最も北にある駅です。

名峰谷川岳の麓にある駅ですので登山愛好家が多数利用する駅ですが、

特殊な構造をしている駅として、鉄道ファンにも有名な駅なんです。

 

その特殊構造とは、

下り線(新潟方面)ホームが地下トンネルの中に存在することです。

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上越線開通時には地上の現上り線ホームで行き違いができる単線でした。

その後、首都圏と新潟を結ぶ動脈として輸送力が求められるようになります。

複線化を実施するにあたって、

既存の清水トンネルよりも遥かに長い、新清水トンネルが建設されました。

その影響で、上り線が地上、下り線が地下に分けられ、

地上の駅舎とホームの間は、長い長いトンネル(斜坑)に設けられた階段を上り下りする構造になっています。

かつて駅員が配置されていた頃は、下りホームは発車時刻の10分前に改札が締め切られていたそうです。

 

非常に楽しみなイベントです。

「まさか、土合駅でこんなに素敵なイベントが開催されるなんて!」

と、ニュースで見たときからワクワクなんですよ!!

気づいたら予約を入れていました。

 

学生の頃にトンネルの研究をちょっとしていたんです。

 あの辺一帯は、鉄道が山岳を克服する歴史や技術の進歩がよく見られる地域で、

その一環で土合駅には何度も訪れていていた思い入れのある駅なんです。

 

なので土合駅に宿泊設備が出来たと聞いて本当に嬉しい限りです。

これが40日間限定だなんて……通年営業してほしい!と、

楽しみで楽しみですでにそう思っているくらいです。 

 

この記事を書いているのは開催の前日なんですが、

好評で既に宿泊は予約でいっぱいになっているとの事。

それだけ皆さん注目しているということですね。

 

なにはともあれ、

今のところは最初で最後の土合駅宿泊イベント、存分に楽しんでこようと思います。

 

例によって写真と動画をたくさん撮ってこようと思っていますので、

速報版をブログにて写真を中心に掲載、

スローペースではありますが、動画の方もYoutubeにアップ予定ですので、

お楽しみにお待ちいただければ幸いです。

 

それでは行ってきます!

《新潟空港ラウンジ》エアリウムラウンジ

こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

フジドリームエアラインズで新潟空港へ飛んだ際、

ラウンジにも寄ってきましたので、まとめてみました。

※データは全て訪問時(2019年12月)のものです

新潟空港紹介

新潟市内からは、バスで約30分程度。

阿賀野川河口付近の日本海に面した空港です。

日本海側地域の拠点を担う空港で、

国内線では、新千歳・成田・中部・小牧・伊丹・関空・福岡・沖縄へ、

国際線では、ソウル・上海・ハルビン・ハバロフスク・ウラジオストク・香港への路線が就航しています。

(2020年2月現在)

 

エアリウムラウンジ

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  • 営業時間:7:10~19:40(最終受付19:20)
  • 利用料金:2時間1,100円(提携ゴールドカード提示で無料)
  • 延長料金:1時間550円
  • 到着時の利用:可
  • Wi-Fi:有
  • 電源:有(AC100V、USB電源)

ラウンジは空港ターミナルの3階、制限エリア外に設けられています。

出発で利用される際には、保安検査締め切り時刻にご注意ください。

到着で利用することも出来ます。

 

ゆったりした室内空間

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 幅の広い、どっしりとしたソファが並びます。

フロアは3種類に分かれており、

「ビジネス」「カジュアル」「リラックス」の空間設定をしているそうです。

 

特にここはこのコーナーという仕切りや案内はありませんが、

奥は温かみのある色合いのソファと絨毯で落ち着いた雰囲気の「リラックス」、

真ん中はサイドテーブルが用意されて気軽に使える「カジュアル」、

反対側の奥はメインとサイドの2つテーブルが用意された「ビジネス」、

……という感じでしょうか。

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窓側には長いカウンターテーブルが配置されています。

駐機場から滑走路を一望でき、遠くには日本海を眺めることも出来ます。

 

ドリンクサービスとお酒

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フリードリンクが用意されています。

コーヒーやお茶、ジュースなどのソフトドリンクは無料でいただけます。

 

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有料でアルコールの販売もあります。

ビールやウィスキーのほか、 

酒所で有名な新潟なだけに、日本酒の販売もあります。

石本酒造の「越乃寒梅」、麒麟山酒造の「麒麟山」が並んでいました。

地ビールのエチゴビールもあり、アルコールのラインナップには力が入っています。

おつまみの販売もあります。

地元企業の亀田製菓のあられも並ぶなど、

飛行機を見ながら新潟ならではの味を楽しむことができるのは良いですね。

 

その他設備

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窓側カウンターテーブルには電源が用意されています。

AC100Vのコンセントのほか、USB電源も設置されており、

PC作業からスマホの充電まで十分にこなすことが出来ます。

 

Wi-Fiも無料で利用可能です。

 

お手洗いは更衣スペースが用意されていますので、

到着地・出発地に合わせて着替えができるので便利ですよ。

 

まとめ

今回は到着時の利用で、時間帯も混むタイミングではかったので、

ゆっくりと観光情報をまとめたりと、快適に過ごすことが出来ました。

 

窓の外から見える滑走路ですが、時々離発着があり、

日本海の方に目を向ければ、港も近いので行き交う船も見え、

眺めが飽きないというところはポイントです。

 

次回寄ることがあれば、

日本酒を楽しみながら過ごしてみたいと思いました。

 

地方空港に寄ったらぜひラウンジへ

地方空港のラウンジに寄るのが好きです。

その地域の伝統工芸品で作られた家具や装飾、

名産品を使ったドリンクのサービス。

 

出発時の利用であれば、最後までその地方の雰囲気を楽しめますし、

到着時に利用すれば、着いたという雰囲気を一気に高めてくれます。

 

最近ではどんどん進化しつつある地方空港のラウンジスペース。

航空会社のラウンジと違って上級会員である必要はなく、

クレジットカードのゴールド会員や手頃な利用料を払えば使える気軽さも。

 

空港で過ごす時間をちょっとアップグレードしてみませんか? 

《ゲストハウスBOOK INN》新潟で"本棚"に泊まってきました!

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こんにちは。

旅するバーチャルユーチューバー、志羽ハルキです。

 

皆さんは新潟市内で宿を探したことがありますか?

高級志向だとホテル日航やオークラ、

お手軽なところだとアパやドーミインがありますが、

新潟市内には"あるホテル”が無いのです。

 

それは、カプセルホテルです。

格安に宿泊しようと思うと大都市圏ではカプセルホテルが定番ですが、

新潟市内には1軒もありません。

 

そうすると安く泊まるには駅前にあるネットカフェか……となったのですが、

調べてみると安くて面白い宿があったので、泊まってきました。

今回はそのお宿のレポートです。

 

 

その名はBOOK INN(ブック・イン)

新潟駅の万代口を出て正面の道路を、ヨドバシカメラ方向に西へと進みます。

最初に現れる信号のない交差点のすぐ近くにある、

「菊池第一ビル」という雑居ビルの中にあります。

駅から徒歩3分ほど。とても近いです。

 

エレベーターで4階に上がりましょう。

BOOK INNに到着です。

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右手にフロントがありますので、呼び鈴を鳴らしましょう。

まずはチェックイン。

支払いは、現金・クレジットカードの他、PayPayが利用できます。

(宿泊プランによっては決済方法に指定があるようです)

チェックインすると玄関ドアの暗証番号を貰えますので、

ぽちぽちと入力して入ります。

 

シンプルな内装は手作り感満載

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中に入ると、共用スペース。

カウンターでは飲み物やアメニティ類の販売があります。

棚には新潟県の観光情報が乗ったチラシなんかも置いてありますね。

タオル・シャンプー類は有料ですので、こちらで買うことも出来ます。

本棚?いいえ、ベッドルームです!

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談話室の向こうはドアで隔てらていて、大きな本棚がズラリ……。

本棚???

どこで寝るのでしょうか???

この本棚の中で寝るんです!!

 

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上下二段に分かれており、

こんな感じで穴が空いたところから入ることができるようになっています。

 

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棚には色んな本が並んでいます。

漫画だとワンピースなどの定番どころから、

スラムダンクや幽遊白書などの古い名作なんかも並んでいます。

その他、新書・観光雑誌・料理本・哲学書・辞書・洋書などなど、

ジャンルは多岐にわたります。

 

漫画喫茶や図書館と比べると酷かもしれませんが、

1泊する間だったら「どれを読もうかな??」と、

選びきれないワクワク感がありますね!

 

気になるベッドは……?

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まるで秘密基地?ドラえもんの押入れ?のような空間のベッド。

中に入ってみましょう。

思ったより窮屈ではないです。

身長183センチの私がギリギリ収まる程度ですが、頭や足が支えることはありません。

奥行きは190cmくらいかな?

高さは低いので、座ってなにかするというのはムリです。

 

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都内にあるような、

ホントに昔ながらのコンパクトなカプセルホテルで不自由しない方は、

まず問題なく過ごせると思います。

 

手作り感満載ですが、ホントに手作りなんだそうです。

 

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ベッド内にはコンセントが2口。

うち1口は照明に使用されているので、実質1口です。

USB電源アダプターが備え付けられていますので、

スマホの充電にはコードだけ持ち込めばOKです。

 

小物を置く棚が設置されていますので、

メガネやスマホを置いておくには便利ですね。

耳栓が無料で置いてありますので、音が気になる方は装着するとよく寝られると思います。

 

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壁にはハンガーを書ける場所があります。

もちろん、長いコートを掛けると高さが足りませんのでご注意を。

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出入り口にはカーテンが付いていますので、プライバシーも保たれます。

共用設備も充実!

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ベッドルームの奥には、もう1つ共用スペース。

ここにはシンクやポット、冷蔵庫が設置されています。

ここはやはり「ゲストハウス」ならではの設備ですね。

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壁の棚にはお茶やコーヒーが用意されていまして、無料で利用することが出来ます。

カップなどは使い終わったらシンクで洗って戻しましょう。

ガスは無いですが、電子レンジがありますので、

コンビニで買った食べ物を温めるのに便利ですね。

 

冷蔵庫に飲み物を置くときには、日付と名前を書いて入れます。

要冷蔵のお土産を置いておくのにも便利ですね。

もちろん、共用ですから常識の範囲内で、大量に入れないようにしましょう。

 

使いやすい水回り

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一番奥は、お手洗い・洗面所・シャワーブースが設置されています。

シャワーが全部で4つ設置されていますので、

混雑時にもそんなに待つことはないかと思います。

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ブース内は脱衣スペースとシャワー。

感じとしては快活クラブのシャワー室を使ったことがある方なら、

それを想像していただければ広さの感じはわかると思います。

 

先程も書きましたが、シャンプーやボディソープは有料です。

私が利用した時はキャンペーンで無料備え置きとなっていました。

プランや時期で有料・無料に分かれるようですので、利用の際にはご確認を。

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洗面台にはドライヤーが設置されています。

鏡が大きいので、とても使いやすいです。 

その他、設備いろいろ

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当然ながら、WiFiはしっかり飛んでいます。

共用スペースにもコンセント。

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ベッドルーム入ってすぐのところに、小さいながらもロッカーが設置されています。

カメラとかPCとか、大型の貴重品を選んで入れると良いでしょう。

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お財布などの小物系は、セーフティボックスが設置されていますのでそちらでもOK。

大きな荷物はベッド下の収納スペースに入れられます。

 

荷物といえば、チェックイン前から荷物を預かってくれます。

(共用スペースに置いておく)

早く着いても身軽になって観光を楽しめますから、本当に有り難いです。

 

どんな人が泊まってる??

私が泊まりに行ったときは冬の平日でしたが、

お仕事で新潟に出張に来ている若いビジネスマンと、

ひとりでオーストラリアから来ている旅行者が泊まっていました。 

(オーストラリアだと季節真逆でしょう!寒くない!?って聞いてみたら、「サムクテ、シニマス」って言ってました)

 

ある男性アイドルグループのイベントがあった際には、

それに向かわれる女性ファンでいっぱいになったこともあるそうです。

 

デイユースにも利用でき、

共用スペースでカップルが仲良くマンガを読んでいたりもしていました。

 

これはリピート確定!

こんなに面白いお宿は中々無いですね!

安いのにただ寝る場所だけではないですし、

 味気なくなりがちなカプセルホテルとも、ネットカフェとも違う。

なんというか旅人が集まるという雰囲気。

これが「ゲストハウス」なんですね!

 

旅人同士でコミュニケーションをとったり、

ひとり黙々と本を読み漁ったり、

旅の疲れを癒やしにひたすら寝たりと、

一定の秩序があった「自由」がそこにはあるように思いました。

 

特に最近の私の一人旅では、ついついSNSに引きこもりがちですが、

「何だここは!すげぇ!」という気持ちを、

偶然居合わせた名前も知らない国も違う誰かと共有してみたり、

受付のお姉さんと新潟の美味しいもので話が弾んでみたりと、

なんだか久々に「旅してるなぁ」という気持ちに浸ることが出来ました。

 

本当に偶然調べていて見つけたお宿でしたので、非常にラッキーでした。

また新潟に寄ることがあれば、ぜひまた利用したいです!

《フジドリームエアラインズ》FDA373/JAL4333 名古屋小牧空港→新潟空港 新造機フライト!

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こんにちは。

旅するバーチャルユーチューバー、志羽ハルキです。

 

フジドリームエアラインズに初めて乗ってきました。

静岡・名古屋を拠点とする地域航空会社で、

カラフルな塗装のエンブラエルERJ170/175を運行しています。

 

 

まさかの新造機!

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空港に行くとチェックインカウンターで手続きをします。

JAL便で予約していましたが、いわゆる「タッチアンドゴー」は使用できません。

 

JALのマイルを利用した特典航空券です。

予約はWEBでは出来ず、JALに電話して対応してもらいました。

 

カウンターで手続きをして、紙の搭乗券をもらいます。

 

 

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カウンターの奥にはフライト情報と一緒に使用機材が掲示されていて、

「JA15FJ」との文字が。

数字が一番大きく、「まさか」と思って調べてみると、なんと新造機。

乗る日の1週間ほど前にブラジルから届いたばかりで、

就航は2日前という、真新しい機体に搭乗となりました。

 

搭乗口から機内へ

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小牧空港には有料ラウンジはありませんので、

保安検査場を抜けると待合室で搭乗開始時間を待ちます。

JALでいうところの「事前改札」にあたる「優先搭乗」があり、

その後に一斉に搭乗となります。

 

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通路を歩いて飛行機へと向かいます。

タラップ搭乗は久しぶりです!

間近で飛行機を眺めることができるので、搭乗橋から乗るよりもワクワクしますね!

 

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機内に入ります。

いわゆる「新車の匂い」みたいなのは思いの外しないですね。

テストやらフェリーやらで製造後からは時間が経つので抜けてしまうのかな?

とはいえ、ありとあらゆるものがキズ・汚れも無くピカピカです。

 

座席とサービス

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座席は全席普通席で、2-2の4列です。

小型機ながらも天井が高いので通路で窮屈な思いをする事はありません。

 

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シートは革張りで、最近の飛行機にしては柔らかい座り心地です。

シートカバーには機体色に合わせたカバーが付いています。

 

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座席はJALのE170よりも若干広め?でしょうか。

膝から前の座席まで握りこぶし1つ分くらいの余裕があります。

JAL機だとシートポケットギリギリだった印象がありました。

 

離陸の様子は、後日アップする機窓動画をぜひ、ご覧ください!

 

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ぐんぐん上昇していくのは小型機ならではです。

この日は雲が多く、なかなかベルトサインが消えませんでしたが、

消灯後はドリンクサービスが行われました。

 

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シャトレーゼのレーズンチョコレートと、

静岡茶のパックがおしぼりと一緒に配られます。

距離が短い路線ですので簡易的なサービスではありますが、

乗務員さんはテキパキと配っていくのでとても良い印象です。

 

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シートポケットには、機内誌「DREAM3776」と安全のしおりが入っています。

注目すべきは、「航空機のご案内」というオレンジ色のカード。

機体が小さいので、「離陸時の重量バランスがシビアだから座席移動はしないでね」という内容です。珍しくてまじまじと読んでしまいました。

 

あっという間で10分早着

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15分もしないくらいで、再度ベルトサインが点灯し降下していきます。

新潟空港周辺は雲に覆われ小雨も交じり、雲の中では揺れるかもとのアナウンス。

この時点で11時45分頃。到着時刻は定刻で12時05分なので相当早いです。

 

実際のところ、大きく揺れることもなく、

阿賀野川を眼下に見ながら新潟空港へと着陸しました。

結局の所、10分早着となり11時55分に駐機場へと到着しました。

 

FDA、いいね!

以前から気になっていた航空会社でしたが、

初めてのフライトは非常に良いものでした。すっかり気に入ってしまいました。

 

サービスのきめ細やかさやクオリティの高さは大手航空会社には及ばないのですが、

(そもそも大手航空会社のサービス水準がめちゃくちゃ高すぎる)

シートの快適性や就航路線の使いやすさは中々のものです。

 

JALとのコードシェアも多いので、今後もまた使う機会があれば乗ってみたいです。

実家のある青森までの便もコードシェアしてくれると良いですけれど。

 

とにかく、ここ最近乗った飛行機の普通席ではNo.1の居心地でした。

 

ぜひ皆さんも乗ってみては如何でしょうか!

小樽フェリーターミナルから小樽築港駅まで歩いてみた

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こんにちは。

旅するバーチャルユーチューバー、志羽ハルキです。

 

新日本海フェリーに乗ってきました。

www.shiba2often.net

新潟港から小樽港までおよそ16時間、快適な個室での移動でした。

 

ところでこの新潟発小樽行のフェリーが小樽港に到着するのは、早朝の4時30分。

夏至近くでなければ、夜明け前のまだ暗い時間です。

 

ゆっくり下船プランを利用して6時まで船内に滞在できますが、

始発のバスは、最寄りの勝納埠頭バス停を8時43分に出る小樽駅前行きまでありません。

港から出るには自家用車かタクシーのいずれかしか手段が無いのです。

とはいえ、地図を見ると小樽築港駅が近いじゃありませんか。

GoogleMapで距離を測ると、2キロ弱。歩けないことは無さそうです。

徒歩だとどんなものなのか、実際に歩いてみましたのでレポートさせていただきます。

 

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というわけで、小樽港フェリーターミナルです。

寒い!!!

12月もあとわずかという日に来ましたが、雪も降り路面は凍って気温はマイナス2℃!

フェリーの中で見た全国のニュースで、

「今日は全国的に12月とは思えないくらい暖かく……」なんて言っておりましたが、

ここは北海道、全国(という名の首都圏周辺)とは世界が違います。

 

では、歩いていきましょう。

ターミナルを出て左側正面に伸びる道を歩いていきます。

(上の写真で言うと、右側の木が見えているところを右折します)

最短コースはそのまま写真正面に進んで岸壁沿いですが、大通りではないのでさすがに不安です。分かりやすいように、大通りを目指します。

 

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写真は来た道を振り返ってターミナルの方を見たところ。
接岸したフェリーの船体を横目に「でかい船だったなぁ……」と、

名残惜しいようなそんな気持ちで歩いていきましょう。

 

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しばらく進むと信号がある交差点がありますので、左折します。

 

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左折すると、なにやらネオンサインが見えてきます。

小樽温泉「オスパ」という24時間営業の温泉施設です。

仮眠を取ることも出来ますので、先を急がない方はここでゆっくりしても良いでしょう。

 

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北海道を代表するコンビニエンスストア、セイコーマートもあります。

営業は6時30分からですので、6時に出ると営業時間前にたどり着くと思います。

コンビニはこの先にも24時間営業のがありますのでご安心を。

 

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次の信号を右折し、その次の信号を左折します。

「築港海岸通り」という道路に出ます。

 

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左側の歩道を歩くとよいのですが、コンビニに寄りたい方は横断歩道を渡って右側へ。

すぐセブンイレブンが見えてきます。

 

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ずんずん進んでいきましょう。左手にイオンが見えてきます。

「ウィングベイ小樽」という大型ショッピングモールでして、

かつての貨物ヤード跡地を利用した再開発で誕生した商業施設だそうです。

 

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それを過ぎると、

右手に「JR貨物 小樽築港オフレールステーション」というがあります。

直接貨物列車は発着しない、トラック輸送でコンテナのみを扱う貨物駅です。

荷役用?の幅の広いレールが敷かれています。

 

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いよいよ小樽築港駅が見えてきました。

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橋上駅舎でして、改札口は2階にありますから南北自由通路へと上がります。

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階段のほか、エレベーターもありますので荷物があっても安心です。

 

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小樽築港駅に到着しました!

およそ25分くらいかかりました。

最短経路を検索するともう少し早くつけるのですが、

大通りではないところを通るので、流石に夜明け前に通る気にはなりません。

 

結論!

歩けないことは無いが、タクシーを呼んで小樽駅に行くほうが便利

 

実際歩いてみて、確かに遠すぎないので歩けないことはないです。

 

ただ、今回は私1人で荷物の量もバックパック1個だけ。

キャリーケースを引きずって歩くのはちょっと現実的ではないかと思います。

荷物がある場合には事前にタクシーを呼んでおきましょう。

初乗り運賃の730円で着けますし、小樽駅まで行っても1,000円強です。 

 

また、札幌駅まで向かわれる方は小樽駅へ向かわれた方が良いです。

小樽築港から乗ると通勤時間帯と被るので既に混んでいます。

 

結論として小樽フェリーターミナルからの移動は、

あらかじめタクシーを呼んでおいて小樽駅へ抜けるのが最もラク、です。

ご参考まで!

《新日本海フェリーらべんだあ》新潟→北海道(小樽)を和室で移動する!

こんにちは。

旅するバーチャルユーチューバー、志羽ハルキです。

 

皆さん長距離フェリーに乗ったことはありますか?

最近は個室の多様化が進んでおり、

各フェリー会社でも新造船を就航させたりするなど進化が見られます。

 

新日本海フェリーには、なかなか珍しい和室が設定されています。

ところがネットでレビューを探してみても、あまり見当たらないのです。

 

実際のところ船の和室ってどんなものか、

乗って色々と見てきましたのでご紹介させていただきます。

 

 

 新日本海フェリー『らべんだあ』

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今回乗船したのは、新日本海フェリーのらべんだあ。

2017年3月に就航した、同社では2番目に新しい船です(1番は姉妹船のあざれあ)

新潟と小樽を結んでいる航路に就航しています。

船首が切り立っていて独特の見た目をしており、大きさと相まって迫力があります。

 

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 和室は、洋室ツインと共にデラックスルームAに設定されています。

運賃は期間Aで23,100円。一番安いツーリストCが7,200円なので3倍以上です。

期間Aの間は、1人で利用して貸し切りとしても追加料金はかかりません。

今回はその貸し切りで乗ってきました。

 

収容定員は、洋室が2名で和室が2~3名です。

和室は1名多いので「もしかして洋室より広いのでは?」と思われるかもしれませんが、

実際乗ってみるとその予想には裏切られます。

 

自分の部屋へ!

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乗船します。

お部屋は5階にありますので、乗船口からは階段を1つ上がった先にあります。

レストランや売店と同じ階にありますので、便利です。

裏を返せば、繁忙期はちょっと騒がしくなるかも?

一方の洋室はスイートルームと同じ、最上階の6階にあります。

 

乗船前にターミナルの受付か、乗船後に案内所でカードキーを受け取る必要があります。

このカードキーは乗船後は持ち帰りができるのですが、

乗船前に受け取ると乗船日や区間などがあらかじめ印字されますが、

乗船後に受け取ると部屋番号だけ印字されるそうです。

記念にされる場合は乗船前に受け取られるのをオススメします。

 

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では、お部屋へ入りましょう!

入ると玄関にはゴミ箱・姿見・救命胴衣の収納を兼ねた靴箱が用意されています。

靴箱の上にはスリッパが3つ用意されています。

右の写真の右側に見えている襖を開けるとリビングです。

正面はユニットバスですが後ほど紹介しますよ。

 

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こんな感じです。

旅館の和室、そのままですね!船の中とは思えません……!

女将さんがご挨拶にきても全く違和感は無いでしょう。

 

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障子を開けると窓が2つあり、外が見えます。

二重になっていて、客室側は光が入り、外側は遮光になっています。

 

 設備と備品

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テレビが設置されています。

オリジナルの観光地紹介映像のほか、地上デジタル・BS放送を見ることが出来ます。

なので、新潟・山形・秋田・青森・北海道のテレビ局を順番に受信していきます。

 

周りには内線電話・ティッシュ、照明、ポット、お茶のセットが用意されています。

湯呑・コップは3つ用意されています。

紫色の袋の中は、ドライヤーが入っています。

 

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収納はそれほど大きくありません。

テレビの横にクローゼットが用意されています。キャリーケース等は入りません。

セーフティボックスが設置されています。

 

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押入れがありますが、寝具類でいっぱいです。

1人で利用しても3人分用意されています。

 

下段には冷蔵庫があり、乗船の段階で既にに電源は入っている状態です。

奥にスペースはありますが、荷物を入れたりは難しそう。

冷蔵庫はビジネスホテルに設置されているものと同じくらいの大きさです。

1泊用には十分な大きさですね。

サッポロクラシックが売っていますので、ぜひグラスを早いうちに冷やしておきましょう。

 

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コンセントは3口あります。

窓の下に2口、テレビの下に1口です。

 

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デラックスAの目玉であるユニットバスです。

これ以下のタイプの個室は、シャワーのみの設置ですので上級感を演出してくれます。

広さはよくあるビジネスホテルぐらいですので狭すぎるということはありません。

 

大浴場があるのに、自分の部屋でお湯に浸かるのは?と思われるかもしれませんが、

22時で大浴場は閉まってしまうので、

降りるまで自分の好きな時間に入浴できるという点では大いにアリです。

 

備え付けのタオル類は大浴場に持っていけますので、

あらかじめ持ち込む必要がなくて荷物が減って助かります。

 

バスタブは見た目より浅めです。

船の揺動でお湯が揺れますので、並々にお湯を張るのはオススメできないです。

航行中は常にちゃぷちゃぷとお湯が揺れていましたよ。

 

トイレにはウォシュレットが設置されています。

 

そして一番のポイントは、テラスでしょう。

テレビが設置されている床の間的なスペースの右側には扉があり、

襖紙の貼ってある扉を開けると金属の扉があって、そこから外へ出られます。

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とっても広いテラスです!

外の風を浴びられるプライベート空間があるのはこのデラックスAとスイートだけ!

部屋の中でゴロゴロしているのが飽きたら、

カラダを伸ばして外の空気を吸うことが出来ますから気分転換には最高です。

これの為に、このグレードのお部屋を取ってもいいなぁと思います。

 

夜は窓の障子を開けて、扉近くにある照明を点けると明るく出来ます。 

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 夏は気持ちがいいと思いますが、冬は極寒です。

速度も相まって風は強いですから、帽子などが飛ばされないようにご注意を。

ちょっと使いづらい部屋??

乗ってみて、ここはちょっと使いづらいな……と感じるところがありました。

 

 ・洋室と比べると狭く感じる?

   洋室が設置されている6階は船体の左右に部屋が設けられていますが、

   和室が設置されている5階は船体の左右と中央に各個室が配置されています。

   その分、部屋の奥行きが削られています。

   代わりに洋室は幅が削られているようですが、

   ベッドとソファスペースが分かれている洋室のほうが使い勝手は上でしょう。

 

 ・窓の位置が高くて外が見づらい

   洋室は天井から床までの高さがある引違いサッシ窓です。

   座っていても、寝ていても、外を眺めることが出来ます。

   一方和室は窓の高さが高く、座ると外は空しか見えません。

   眺望を得たいなら、窓の敷居部分に腰掛けるかテラスに出るしかないでしょう。

   

  ・自分で布団を敷く必要があるので手間がかかる

   布団は自分で敷きます。

   揺れる船内で重い布団を押し入れから下ろして、というのは手間です。

   まるで旅館の格安プランに泊まったような感じです。

   洋室はもちろん、あらかじめベッドメイクされています。

   こういう事も楽しめるかどうかで、プラスと取るかマイナスと取るかで変わるでしょう。

 

どいういう人に向くお部屋か?

とはいえ、お宿は畳に布団で寝たい派の私には居心地が良かったです。

同じようにお布団派というだけでなくても、

洋室ではなくあえて和室を選ぶことのメリットはありますよ!

 

 ・乗り物に酔いやすい人

   波の影響を受けると上下に左右にと揺れますので酔いやすいです。

   和室ですので揺れてきたらゴロンと畳に横になれます。

   横になっていたほうが酔いづらいですから気分的にも安心できます。

 

 ・テレビや映像を楽しみたい人

   折角の長い乗船時間ですから映画を見たりゲームをするのもいいでしょう。

   洋室はベッドの正面にテレビがあるので、ソファに座って見るのは大変そう。

   Swichドックやクロームキャストを繋いで楽しんじゃいましょう!

 

 ・お部屋で食事やお酒を楽しみたい人

   部屋の真ん中にテーブルがありますから、同行者との食事やお酒を楽しめます。

   洋室の方はソファーの前に小さめのテーブルです。

   地図を広げて旅の計画を話し合ったり、

   お土産を広げて思い出を語り合ったりと、広いテーブルは用途も広いです。

 

乗ってみた全体の感想

個人的には、外が見えづらいという点以外はとても快適でした!

靴を脱いでゴロゴロとしてもいられ、

気が向いたら外へ出て海を眺めては、向こうに見える陸地はどこか調べてみたり、

おやつをテーブルに広げてテレビを見ながらリラックスしたり、

眠くなったら布団を敷いてひとねむり。

寝るも起きるも同じスペースで完結できますから、

部屋の中を歩き回る必要がなくて疲れにくいかもしれませんね。

窓の問題だけなんとかなれば、ぜひまた利用したいお部屋でした!

 

というわけで、新日本海フェリーのデラックスA和室の紹介でした。

他の個室もすごく魅力的ですし、

特に一番低いグレードでもカプセルホテルのようにプライベートがあって良いですよね。

パブリックスペースも綺麗で使いやすくて、16時間の船旅は全く飽きません。

 

北海道へのお出かけにぜひフェリーという選択肢も入れてみてはいかがでしょうか?

今回のレポートが今後の乗船の参考になったら幸いです。