こんにちは。
バーチャル旅人、志羽ハルキです。
土合駅で実証実験開催中のグランピング施設、「DOAI VILLAGE」に行ってきました。
宿泊営業初日にまさかの貸し切り!
今回は、どんな体験をしてきたのかをご紹介します。
以下の記事も併せてぜひご覧ください。
《DOAI VILLAGE》地域活性化イベントの実証実験に参加します! - 志羽しば旅々
《DOAI VILLAGE》土合駅で宿泊!グランピングに行ってきました(オープニング編) - 志羽しば旅々
《DOAI VILLAGE》土合駅で宿泊!グランピングに行ってきました(宿泊設備はこんな感じ) - 志羽しば旅々
- まずはあれこれ使い方から
- さっそくサウナへ
- ひとやすみ
- 駅の中で食べる熱々晩ごはん
- 水も美味しい
- 夜の駅を探検
- 夜中のサウナ
- 深夜になると駅は急変
- お手洗いは駅の共用トイレ
- 風の音と列車の音
- 朝ごはんは自分で作るホットサンド
- 朝サウナ
- チェックアウト後はカフェでのんびり
- お昼ごはん代わりにおにぎりとお味噌汁
- ココ最近では一番の帰りたくなさ
まずはあれこれ使い方から
施設の案内を教えて下さいます。
特に、グランピング施設のあるエリアと駅構内は扉で隔てられており、
出入り共に番号式のロックで施錠されていますので要チェックです。
「モグラハウス」の入り口ファスナーを開けて中に入ったときは、
ほんとに広くて、明るくて、何より暖かくてビックリしました。
今日はココで寝るんだ……!と一気にテンションが上りましたね。
さっそくサウナへ
荷物を置いたり、色々設備を見て回ったあとは早速サウナへ!
火はあらかじめ付けていてくださったので、
「一番サウナ」を頂きに、完全に温まり切る前に入りに行きました。
あらかじめ水着に着替えてサウナウェアを着て外に出ますが、
いくら気温が高い日だったとはいえ雪の積もる山の中ですから寒いです!!
程よく温まりつつある室内を、自分で薪をくべていって火力を上げていきます。
赤々と燃える火と、時々パチパチと爆ぜる薪が雰囲気を高めてくれます。
更に体感温度を上げるために、焼けた石に水をかけます。
すると「ジューッ!」という音とともに蒸気が上がって、
室内は一気に熱気に包まれます。
じわりじわりとカラダを温めていって……、
クールダウンに一旦外へと出ます。
入る前は突き刺す寒さだったはずなのにポカポカの汗ダラダラ。
カラダからは湯気が上がります!
そしてそのまま雪へダイブ!これがめちゃくちゃ気持ちいいんです 。
雪を固め直して、ベッドのように。
しばらく横になってカラダを冷ましました。
これを何度か繰り返すと結構気分が良くなってきますね。
今までサウナって何が楽しいんだと思っていた節はありましたが、
これはめちゃくちゃ楽しい!!
何より自分で好きに温度を変えて、水かけてと、
ただひたすらに耐える入浴にならないので飽きないというのが大きいです。
ひとやすみ
ウェルカムドリンクをいただきました。
アルコール類が中心ですが、事前に飲みたいものなどはアンケートがありましたので好きなものをリクエストしておくと可能な範囲で対応していただけます。
ちょっと一杯と行きたかったところですが、
空腹でお酒飲んじゃうと眠くなってしまうので、ご飯時まで我慢です。
駅の中で食べる熱々晩ごはん
夕飯は19時頃をリクエスト。
その前からすでにお腹が鳴っていたので、楽しみにしながらカフェスペースへ。
メニューは地元産の食材を使った、鍋です!
みなかみ町はキノコの名産地。
エノキ・シイタケ・ブナシメジなど、たっぷりと入っています。
群馬県名産のこんにゃく(玉こんにゃく)も入っていて、ボリューム満点です。
味付けは醤油ベースと味噌ベースから選べて、今回は味噌ベースをいただきました。
迷いましたけれど、冬はなんだか味噌でいただきたくなりますよね。
お隣の新潟県は妙高市の辛子味噌「かんずり」がついてきますので、
具材の追加をいただきたときには味を変えて楽しむことが出来ます。
ピリッと辛くなりますので、よりカラダが温まる感じがします。
締めはうどんか雑炊です。
味付けでも迷うのに、締めも選べちゃうなんて贅沢ですよね。
う~ん、と迷ってうどんで頂きました。
卵も入ってまろやかな風味に変わり、最後の一滴まで美味しくいただきました。
お酒は水上温泉街にある醸造所で作られた地ビールの「オクトワンブルーイング」をはじめとして、日本酒・焼酎・ウィスキーがいただけます。
今回は「オクトワン」の"オクトネ・エール"をオーダー。
スタッフのみなさんと乾杯!


夜のカフェスペースは昼間の営業とは雰囲気が変わります。
レコード独特のノイズが乗った音楽がゆったりと流れ、
たまに電車が来ると、「ここは駅だったな」なんて思い出させてくれます。
時間帯的に上りの終電とかぶりますが、降りた人は1人だけ。
電車から降りてきたら、鍋をハフハフ食べてる人が居るのはビックリするでしょうね。
食後にコーヒーもいただきながら、スタッフのみなさんと土合駅や旅の話に花を咲かせます。




カフェ内のあちこちには、駅務室が現役だった頃に掛けてあったものが、そのまま残っています。
ホコリをかぶって半ば捨ててあったものも展示されており、
こうして今回の企画がなければ永久に日の目を見なかったものばかりです。
食い入るように見てしまいました。
特筆すべきは旧売店スペースに残っていた古い雑誌の数々です。
開いてみると、ジャンプはキャプテン翼やドラゴンボールが掲載されています。
訪れた際にはぜひ開いてみてください!
水も美味しい
料理もそうなんですが、水がすごく美味しいんです。
それもそのはず。
MINAKAMI Oasisという地元の水を使っているんです。
これで水割りを作れば美味しいですよ!!
ところでこの水の水源地は、上越新幹線の「大清水トンネル」なんだそうです。
つまり、JR東日本で売っているミネラルウォーター「From AQUA」と同じ水ということ。
気になったら飲み比べてみては……??
夜の駅を探検


夜の駅を探検します。
意外な事に、駅の中は夜のほうが明るいんですよ。
照明がバッチリ点くので、日中の薄暗い雰囲気から一変します。


風の音と水の音が混じり合い、変に落ち着きます。
昼夜関わらず何度も訪れている駅ですから、怖いとは思わず逆にワクワクしちゃいますね。
夜中のサウナ
火の付け方は日中に入る前にレクチャーを受けましたので、
自分で火を着けてサウナを温めます。
着火はカンタン。マッチのような着火剤を薪の中に放り込むだけです。
夜は照明にLED式のランタンが設置されます。
柔らかい光がサウナ内を照らしてくれて、落ち着いた雰囲気が広がります。
このランタンの素晴らしいところは、Bluetoothを使用して音楽流せるスピーカーが付いていること。
スマホを入口前に置いておいて、ラジオを流しながら入浴していました。
周りに人はいないので、完全に自分だけの時間が流れます。
辺りは真っ暗なので雲の切れ間からは星がよく見えるんですよ。
旅客列車も全部行った後なので、
クールダウンは水着だけで雪に寝そべって星を眺めていました。
深夜になると駅は急変
夜中0時頃にもテントを抜け出してみました。
すると……。ホームへ向かう通路は真っ暗。
改札・待合室・カフェ内は明かりが灯っていましたが、他は全て明かりが落ちて真っ暗に。
斜坑と下りホームは点灯しています。雰囲気出ますね。
直前にビデオライトを購入して持ってきたのは正解でした。
Youtubeに、深夜の地下ホームから地上ホームへ歩くタイムラプス動画もアップしていますので、ぜひ併せてご覧ください。
お手洗いは駅の共用トイレ
グランピング施設には専用のお手洗いは無いので、駅のを使います。
駅舎を出て、右手へ進むと奥にあります。
数年前に綺麗に改装され、ピカピカです。
便座にウォシュレットは無いものの、保温機能つきです。
暖房も弱めに入っていますので暖かくて、用を足している間に凍える心配はありません。
清掃も定期的に入っているので、ハイシーズンでもなければ綺麗です。
山奥の駅のトイレと侮ることなかれ。快適です。
風の音と列車の音
夜も更けてきたので、明かりを消してベッドに横になります。
夜中は風が強くなり、
窓についている覆いなどがバサバサと音を立てます。
また、貨物列車が1時頃、3時頃、4時頃と合計4本程度が通過します。
数年前は、貨物列車に加えて夜行列車が数本通過していたのを考えると、
静かになったほうとは言えますけれど……、
音に敏感な方なので、ちょっと眠りが浅くなってしまいました。
気になる方は耳栓を持ってくると良いと思います。
朝ごはんは自分で作るホットサンド
おはようございます。始発電車の音で目が覚めました。
少々雲が出ていますが、天気は良さそうです。
身支度を済ませて、カフェへ向かい朝ごはんへ。


ホットサンドです。
自分で焼いて作ります。もちろん、作り方はレクチャーしてくださいました。
そしてコーヒーも自分で豆を挽いて、ドリップする本格派。
朝イチで飲むコーヒーがこんなに美味しいのは久しぶりでした。
具材はベーコン・レタス・目玉焼き・チーズ、あと付け合せにピクルスです。
初めてホットサンドを作りましたが、めちゃくちゃ美味いですね!
表面はサックサク、中はふんわりに焼けたパンと、
挟んだ具が熱々です。
2つ目はチーズを挟んで焼いてみました。
トローリとろけて、味にコクが増してこれまた美味しい!
これは早速Amazonでホットサンドメーカー買うしか無いですね。
自宅に帰ってからも作ってみたいです。
これはハマる!
朝サウナ
最後にもう1回サウナに入ってきました。
ゆっくり朝ごはんを頂いたので時間が少なくちょっとだけでしたが、
すっかり手際よく火を付けられるようになり一気に温め、
朝日を浴びながら雪に寝そべって……。
帰りたくない気持ちが一気に増してきますね。
チェックアウト後はカフェでのんびり


チェックアウト時刻は11時。
例によって電車やバスの本数が少なく、
上りも下りも朝9時前後の電車の次は13時前後ですのでカフェでのんびり過ごします。
パソコンを開いて、画像の取り込みや編集をやっていました。
ちょこちょこと駅には人がやってきて、
土合駅を目当てに来たのか、カメラを片手に色々写真を撮っていました。
お昼ごはん代わりにおにぎりとお味噌汁
おにぎりは150円、お味噌汁が200円です。
おにぎりは具が選べて、生姜味噌を選びました。
一口食べて思わず唸ります。お米が美味しい!生姜味噌がとても合います。
お味噌汁はキノコがたくさん入っていて大満足。
おにぎりはお持ち帰りもできるそうです。また食べたいなぁ……!
ココ最近では一番の帰りたくなさ
そうしているうちに帰りの電車の時間となりました。
越後湯沢を経由するので地下へ行きますから、早めに出発します。
最後に代表の茶屋さんと握手を交わし、「また来ます!」と再訪を約束して土合駅を後にしました。
本当に本当に、今回ばかりは帰りたくない気持ちが強くて強くて。
翌日も休みだったら近所に宿をとってでも長く居たい気持ちでいっぱいでした。
地下へ下る階段を1段1段、踏みしめながら下りホームへ向かい、
北へ向かう電車へと乗り込みました。
それでは今回は宿泊の様子をずらっとまとめてみました。
次回はまとめ的な内容を綴ります。
それでは、また!