志羽しば旅々

旅の記録をメインに、旅のあれこれを綴っています

《茶々・じねんのむら飛騨高山店》絶品とろろご飯を、合掌造り建物でいただく!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

とろろ料理が大好きです!

ご飯の上にふわっとかかった、いわゆるとろろ飯は毎日でも食べたいくらいに。

入ったお店でとろろご飯がメニューに載っていると絶対頼みますね。

 

高山市内にも、自然薯を使ったとろろ料理を出すお店があり、

結構な頻度で立ち寄るくらいにはお気に入りになっています。

 

今回はそのお店、「茶茶」さんを紹介します。

 

茶茶・じねんのむら飛騨高山店

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茶々さんは、鈴鹿と高山に店舗を構えています。

 

高山の方が「じねんのむら」と呼ばれているのは、

広い敷地に4棟の古民家を移築して食事とお買物が出来る場所となっているからです。

 

特に、自然薯料理を楽しめる建物は築200年を超す合掌造りの建物。

五箇山より移築された立派な建物です。

 

一種の博物館かテーマパークのような、そんな一面も持っています。

 

シンプルに美味しい自然薯とろろ飯

いつも「とろろめし」980円(税抜)を注文するんですよ。

自然薯を使ったメニューが豊富で、6000円の会席料理なんかもあったりします。

でも、毎回とろろめしなんですよね。

  

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おひつに入った麦ご飯、器にたっぷりはいったとろろ、

薬味のネギと海苔、お漬物、そしておせんべいが付いてきます。

 

このとろろなんですが、コシがすごく強いのでおたまですくうとビビります。

 

お茶碗に少しだけご飯をよそって、

たっっぷりのとろろを掛けて、上に海苔をのっけて食べる。

店員さんからもこの食べ方をおすすめされるんですが、絶対守ってください。

 

あれだけコシが強い粘り気があるのに、するするさらさらと喉越しの良いこと。

出汁の風味が優しくて、海苔から磯の香りがふわっと鼻に抜けていきます。

これがシンプルに最高なんですよねぇ。

 

ご飯はおかわり無料です。

この日は、後でラーメンを食べに行く予定があったのですが、

お腹きつくなるのを覚悟の上でおかわりしちゃいました。

 

夏はテラス席も最高

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テラス席が用意されていて、

そばを流れる川のせせらぎや、風が吹くと木々がざぁっと音を立てて、

そして山間から吹いてくる涼しい風に癒やされます。

 

そんなテラス席で食べる美味しいごはんなんて最高に決まっているじゃないですか!

気持ちのいいひと時を過ごすことができますよ。

 

お土産選びもぜひココで

物販も充実しており、お土産品を選ぶのにももってこいな場所です。

ありきたりなお土産ではなく、

ちょっと変わったイイものをお探しならぜひこちらで買っていくと良いでしょう。

 

アクセス

国道158号線沿いに立地しています。

市街(高山駅)からは奥飛騨方面へ車で15分ほどの丹生川地区です。

 

バスを利用される際は、濃飛バスに乗って「坊方」で下車してください。

坊方バス停のアナウンスの後にこのお店のコマーシャルが流れますので、

まず間違えることはないと思います。

 

近くには高山ラーメンの「板蔵」さんの本店・工場があるドライブステーションもありまして、こちらでも高山のお土産などを買うことができます。

 

山間の農村という雰囲気の、田んぼに囲まれた旧丹生川町。

自然がおいしいとはまさにこのこと。

 

平湯方面へ向かわれる際、もしくは平湯から高山へ向かう際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

www.cha2.co.jp

※当記事の内容についての店舗へ問い合わせはご遠慮ください

 

訪問日:2020年7月

《LUXURY FLIGHT》ボーイング787シミュレーターを体験!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

飛行機のパイロットになってみたいと思ったことはありませんか?

子供が憧れる職業の上位にランクインし、

大人になれば高収入な職業の上位にランクイン。

誰しもちょっとは「なってみたいな」と思った事があるはず。

大空を飛び世界を股にかけるという仕事には、たくさんの魅力があります。

 

ところが自家用機ですら免許を取るのが大変なのに、

旅客機のパイロットとなればとてもとても狭き門。

どうにかして、旅行でよく乗るあの飛行機を飛ばすことはできないでしょうか……。

 

実機がダメなら、ほぼ実機な『シミュレーター』という手があります。

 

前置きが長くなりましたが、

最近では実機さながらのフライトシミュレーターを設置している施設が増えてきました。

本物そっくりに作ったコックピットで、本物と同じように操作ができるというものです。

 

そこで今回は、

中部国際空港に併設の航空博物館『FLIGHT OF DREAMS』に店舗を構える、

『LUXURY FLIGHT』さんでボーイング787シミュレーターを体験してきました。

 FLIGHT OF DREAMS

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FLIGHT OF DREAMSは国内では珍しい、空港併設の航空博物館です。

試験飛行で使用された本物のボーイング787が丸々1機展示されています。

 

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コックピットが見学できますので、

シミュレーターを予約している時間までイメージを膨らませておきましょう。

いざ店内、いいえ機内へ

店内に入り、簡単なレクチャーを受けます。

実機シミュレーターはエアバス機を操作したことがあり、

自宅でもフライトシミュレーターで遊んでいますので概ね省略でした。

 

初めてのボーイング機材を動かすわけですが、

ある程度は計器の見方や操作方法は同じです。

 

 

今回は15分コースをチョイス。

中部国際空港から離陸して、旋回を繰り返し、着陸するという内容です。

 

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それではコックピットに入ります。

天井が低いので、頭に気をつけてください。

 

脳みそフル回転!楽しくも難しいフライト操作

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席についてどんな飛び方をするか軽く話し合ったら、もう早速離陸です!

 

推力を制御するスラストレバーを半分まで持っていきます。

非常に軽く滑らかに動きますので、スッと動きました。

エンジンが安定したところでオートスロットルのスイッチを入れます。

すると、レバーは自動的に離陸推力の位置まで移動します。

 

エアバス機の場合はエンジンが安定したら、

所定の離陸推力の位置までレバーを操作することでオートにセットされ、

基本的にはその後レバーをほぼ動かさないんです。

 

逆にボーイング機はエンジンの出力に応じてレバーが自動的に動きます。

ウィーンと動くわけですが、この動き方がどこか人間臭い!

パイロット優位の設計と言われるボーイングらしいといえばらしい動きです。

その操作感の違いだけでも面白くなってしまいました。

 

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エンジンが唸りを上げ、景色はどんどん流れていき、

計器に表示された速度計がグイグイと数字を増していきます。

 

「エイティ」

速度の表示が機長側・副操縦士席側で一致していることを確認するため、

80ktで副操縦士が読み上げます。

 

「チェック!」

80kt確認したよと宣言するんですが、

興奮で思わず大きな声になってしまいました。

 

「V1」

離陸決心速度でスラストレバーから手を離し、操縦桿を両手で握ります。

すぐさま機首引上速度に達するので、操縦桿を手前に引きます。

この操縦桿の動きも軽いこと!

力を入れなくても動くのでラクラクです。

 

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着陸装置を格納して、オートパイロットをオンにセット。

ここから旋回して、離陸した進路から180度旋回していきます。

 

方位を指示するレバーを回して、飛行方位をセットします。

グリッグリッと動かすエアバス機と違って、

クリック感はたしかにありますがスルスルと回ります。

そして回した途端に機体が動き始めます。

エアバス機の場合は、ノブを回して数字をセットしてからノブを引いて実行するので、

こういったところもメーカーの考え方の違いが出る部分ですね。

 

半分来たところで、手動に切り替えます。

ボーイング787は中型機。

機体が大きい分、操作してから反応するまでわずかにラグがあります。

これが難しいところで、慎重に操作すると全然動かないですし、

大きく動かすと行き過ぎてしまいます。

動かす量に加えて戻すタイミングを考えながら操作します。

 

旋回は高度をブラさずに進路だけ曲げていくわけですが、

補助翼、方向舵、昇降舵を駆使して安定旋回をするんです。

 

自動二輪の免許をお持ちの方なら、 分かるはず。

きれいに曲がるには、ハンドル操作、スロットル操作、体重移動が必要です。

そのバランスが崩れると上手く曲がれません。

それと同じように、各動翼をバランス良く動かして飛行機は旋回していきます。

難しいなぁ……。

 

 

着陸へ向けて高度も調整していきます。

肩の力を抜いて、操縦桿を前に倒して機首を下げ、高度を落とします。

 

指定の高度に達したら機種を戻すわけですが、

やはりこれもタイミングが難しい!

でもなんとなくカンは掴んできました。

 

4回の旋回を終えて、着陸する滑走路に正対します。

空から見ると滑走路は非常に細いので、

あっちにこっちにとフラフラ左右に移動しながらセンターに持っていきます。

 

ここは家庭用シミュレーターでもなれている場面ですから、

最後にはなんとかビシッとセンターへ。

 

自動の高度読み上げがカウントダウンしていき、タッチダウン!

オートスロットルがアイドル位置まで自動後退します。

あとはリバースレバーを持ち上げて逆噴射!

速度がどんどん落ちていって、滑走路上で停止。

ようやくここでほっとした気持ちになりました。

 

15分は短いどころか……!

15分コースは操縦体験ができるコースの中では最も短いプランです。

まぁお試し程度……と思っていましたが、この15分間の充実ぶりですよ!

よく考えてみれば、離陸・旋回・着陸と一通りの事をするわけです。

みっちりと操縦操作が詰まっていますから、それはもうずっと楽しいわけですね!

 

30分、60分、90分のコースになれば出来ることが更に広がりますから、

これはみんなハマる気持ちがわかります。

 

メンバーシップの制度もあり、年会費2万円で会員になることができます。

最初は「2万円は高いなぁ……」と思っていましたが、

会員価格はかなり格安でフライトすることができ、

今回お邪魔したセントレア店だけでなく、羽田空港にある本店でも利用できます。

「これは……会員になっても良いかも?」と思ってしまいましたね。

 

褒めて伸ばす系の丁寧な指導をしてくれるインストラクターさんのおかげもあり、

非常に楽しい15分間でした!

 

近いうちに、また飛ばしに行かなくては……。

《高速バス》名鉄バスセンター→高山濃飛バスセンター 風光明媚な東海北陸道を行く!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

愛知県名古屋市と岐阜県高山市を結ぶ、高速バスの乗車レビューです。

 

梅雨晴れのきれいに晴れた日の乗車でして、

通り過ぎる景色が非常に綺麗で、車内は快適。

 

非常に有意義に過ごすことが出来ましたよ!

 

運行経路

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下りは名鉄バスセンターを出発し、名古屋駅(太閤口)を経由して、

群上八幡インターまで乗車扱い。

長良川サービスエリアで10分間の休憩を取った後、

清見、崇教真光総本山前、高山濃飛バスセンターで降車扱いとなります。

 

上りは休憩場所がひるがの高原サービスエリアとなります。

 

名鉄バスセンターは、名古屋駅の東口。

名古屋駅バス停は、名古屋駅の西口となります。

名古屋駅をぐるっと一周する経路を取りますので、

鉄道へ・鉄道から乗り換える際には近い方を選ばれるとよいかと思います。

 

また、名古屋駅の東西は10分ほどで抜けられますから、

上りで鉄道各線への乗換えを急ぐ場合には名古屋駅バス停で降車しても良いかと。

 

同路線は、名古屋駅と高山駅を結ぶ特急ワイドビューひだと競合する路線となっています。

 

運行は、JR東海バス・名鉄バス・濃飛バスの3社にて共同運行がされています。

 

ちょっと広め『ゆったり4列シート』

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シート間隔が広めの、ゆったり4列シートが搭載されています。

一般的な4列シートと違い、膝前に余裕があり窮屈さが軽減されています。 

 

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足元には跳ね上げ式のフットレストがついています。

靴を脱いでリラックスするときに便利ですね。

 

設備の紹介

コンセント・トイレ・Wi-Fiが設置されています。

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コンセントは窓側は窓の下に、通路側はアームレストの下に設置されています。

スマートフォンの充電程度の容量で、

パソコンなどのACアダプターを繋ぐことはできません。

 

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WiFiは美並IC付近で16Mbps出ており、最速20Mbpsを発揮。

トンネル内でも繋がります。

なかなかに優秀です。

 

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トイレは標準的な狭いトイレです。

きれいで清潔に保たれていますね。

 

景色が楽しい東海北陸道

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バスは東海北陸自動車道を経由します。

名古屋駅を出ると早速に名古屋高速へと乗り都市部を抜け、

東海環状自動車道を関市方面へと走っていきます。

 

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徐々に徐々に、車窓はのどかな田園風景と変わっていき、

東海北陸道に入ると一気に山岳地帯へと入るという、

車窓を眺めて楽しい路線です。

 

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ハイライトは、高鷲ICとひるがの高原SA間にある鷲見橋。

非常に深いV字谷に架けられたコンクリート橋の橋脚高は、

上り線118メートル、下り線125メートルと日本一を誇ります。

ハイデッカーのバスからは、

まるで空中を走るかのような爽快な景色を見ることが出来ますよ。

 

特急ワイドビューひだとの比較

先述のとおり、この路線はJR東海の特急ワイドビューひだと競合する路線です。

このひだに使われている特急列車は、JR東海が誇る高性能ディーゼルカーなのですが、

高山本線はカーブが多いためスピードがあまり出せません。

ですので、ワイドビューひだが2時間20分ほどで名古屋と高山を結ぶ一方、

この高速バスは2時間30分ほどで同じ区間を走ります。

あまり時間が変わりません。

 

もちろん、バスですから渋滞などにより延着するリスクもありますので、

定時性を考えると軍配は特急列車に上がります。

 

一方、運賃で見ると特急列車は普通車指定席で6,140円。

バスは3,100円と、倍に近い差があります。

更に往復割引運賃もあり、往復5,400円。片道が2,700円となります。

 

高山市街からちょっと足を伸ばして、という方はJRがオススメの場合も。

JR東海は『飛騨路フリーきっぷ』を発売しており、

飛騨地区までの往復指定席、飛騨地区のフリー区間乗り放題、そして高山駅から白川郷往復または新穂高までのバス乗り放題乗車券がついたおトクなきっぷが出ています。

1~4人用が発売されていて、4人用を利用すると1人あたり7,810円。

高山濃飛バスセンターから新穂高ロープウェイバス停までは通常片道2,200円かかりますので、非常にお得です。

奥飛騨温泉郷への入浴や、北アルプスへの観光にはこちらが良いと思います。

 

ワイドビューひだはグリーン車も連結されています。

ちょっとリッチにゆったりとした座席での移動もいいですよね。

 

次回はどっちに乗って高山へ行こうか……。

毎回悩ませてくれる贅沢な路線です。

《青函フェリー》航路の大ベテランに乗船。航路最安価でシンプルに楽しい!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

 2019年7月に青函フェリーに乗って青森から函館へ行ってきました。

同航路では最もベテランの「あさかぜ5号」に乗船できましたので、

船内の様子をメインにレポートしていきます。

 

船舶紹介

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青函フェリー『あさかぜ5号』 

1998年就航の、青函航路では最も古い船です。

同じ航路に就航している津軽海峡フェリーとは違い、自動車航送をメインとしている会社です。

そのため、総トン数は1,958トンと非常に小さい船舶です。

(津軽海峡フェリーは総トン数8,800トン船舶が標準です)

 

乗船は車両甲板から

乗船は車両積込口より行われます。

階段を上って客室のある甲板へと向かいますが、エレベーター等はありません。

唯一バリアフリーに対応していない船となりますので、時刻表等で確認を。

 

非常にシンプルな客室

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客室内は、カーペット敷きの部屋が2つ。

 

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カーペット敷きの部屋には枕が用意されています。

古いフェリーで時々見かける、まるでレンガのような角張った枕です。

毛布の貸し出しはありません。

 

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廊下部分にはテーブル席と喫煙室が用意されています。

 

売店の代わりにあるものは

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売店はありませんが、自動販売機が設置されています。

飲料のほか、カップラーメンも販売されています。

 

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カップラーメン用に給湯器も設置されています。

電子レンジも用意されていますので、持ち込みのお弁当などを温めるのに使えます。

あらゆるものがセルフサービスですが、一応一通り揃っているという感じですね。

 

ドライバーには嬉しいシャワー室

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シャワー室も設置されています。

この船の場合は男性専用で、タオル・シャンプー類の設置はありません。

料金を回収する機械などはないので、おそらく無料と思われます。

 

どこを見渡しても年季が入った船内です。

同社の船で最も新しいものは2014年就航の「はやぶさ」がありますが、

設備を比較すると、バリアフリー、男女別設備など差が大きいですね。

 

運賃はどの船に乗っても同じですので、この設備の差は気になるところです。

 

運賃は非常に安価

その運賃ですが、青森と函館を結ぶ交通手段では最も安価です。

乗船当時は通常期1,600円、繁忙期2,000円で乗ることが出来ました。

(消費税増税後は、通常期1,800円、繁忙期2,200円になりました)

往復割引や学生割引も用意されています。

 

同じ航路に就航している津軽海峡フェリーは2,460円から、

北海道新幹線は7,000円強なので、最も安く津軽海峡を渡ることが出来ます。

 

4時間の船の旅は思い思いに

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青森・函館間を4時間で結んでいます。

特に船内には娯楽はありませんが、

広いカーペット敷きの船室で横になって体を休めるのも良いでしょう。

外に出て海をひたすら眺めていてもいいでしょう。

 

旅慣れた人には「いつもの」みたいな安心感があり、

初めての人には「ベーシックな船旅」を体感することができますから、

何もないけど、何をするのも自由みたいな、そんな雰囲気が漂う船内です。

 

学生さんみたいな若い人たちでワイワイ楽しく乗るのも良いですね。

むしろ、そういう方々に乗ってもらって船旅の楽しさを知ってもらいたい。

そんな気持ちになる4時間の船内でした。

 

安いけれど、十分すぎる旅情が楽しめる。

そんな青函フェリーを一度は利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

今回利用した青函フェリーの公式サイトはこちら↓↓↓

www.seikan-ferry.co.jp

※当ブログの内容に関するお問い合わせはご遠慮ください

《津軽海峡フェリー》ブルーハピネスに乗船。スイートルームを独り占め!

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

青森港と函館港を結ぶフェリー、津軽海峡フェリーに乗ってきました。

乗船当時、最新鋭の「ブルーハピネス」が担当する便に乗ることができ、

真新しい客室、しかもスイート!

 

地域間輸送を担うフェリーの最上級クラスはどんなお部屋なのか、

今回はその室内をご紹介します。

 

乗船日:2019年7月

 

船体紹介

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「ブルーハピネス」は2017年3月に就航し、乗船当時は同社で最も新しい船でした。

船籍は函館港に置かれています。

同社のフェリーは就航ごとに、函館港と青森港とで交互に籍が割り当てられています。

 

総トン数、8,851トン。全長、約144メートル。

旅客定員、583名。積載台数、トラック71台または乗用車230台。

 

真っ白な船体はピカピカでキレイです。

真ん中にシンボルのイルカのマークと、社名が大きく描かれています。 

 

スイートに乗船!専用のフロアへ

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船内に入ったらレセプションカウンターに寄って、ルームキーを受け取ります。

 

船室は下層階と上層階に分かれており、

乗船口のある下層階はスタンダードを始めとしたバラエティ豊かな客室が並びます。

上層階はスイートとコンフォートの客室が配置されており、

こちらはそれぞれの乗船券を持った人でないと立ち入りができません。

 

上級クラスの利用者だけが立ち入れる特別な空間です。

 

まるでホテルな客室紹介

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ビジネスホテル以上のクオリティといったツインルーム。

シングルのベッドが2基並びます。

窓側にはイスとテーブル。

白とブラウンを基調にしたシンプルなデザインです。

 

2人で乗っても余りあるスペースは、

地域間輸送のフェリーとは思えないような贅沢な空間となっています。

 

圧倒的な収納スペース

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収納はたっぷりあります。

クローゼットはハンガーも用意されていて、

高さもあるので長いコートかけても大丈夫そうです。

 

右側も小さめながらも物が置けるスペースとなっており、

室内着が用意されています。

 

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電気ケトルとティーセットも用意されていて、

温かい緑茶をいただくこともできます。

ここまできてしまうと、設備はホテルと変わりませんね。

 

広いバスルーム

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バスルームは非常に広く、湯船にゆったり浸かることができます。

もちろん、トイレにはウォシュレットがついています。

 

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バスルームの外には洗面台が用意されており、

ドライヤーなどもこちらに備え付けられています。

 

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定員分のフェイスタオル・バスタオルはもちろん。

アメニティも充実しています。

歯ブラシ・紙コップ・スポンジ・シャンプー類・シェーバー・ヘアブラシ。

袋にまとめられて、こちらも定員分用意されています。

 

3時間40分の自由な空間

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青森・函館間は3時間40分かかります。

ベッドに横になってちょっと一眠りでもいいですし、

イスに腰掛けて窓から景色を眺めながら談笑にふけるでもいいですし、

大きな画面のテレビを楽しんでもいいですし、

もちろん個室ですから自由気ままに、思い思いに過ごすことができます。

 

空間独り占めの貸切利用

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運賃の他にもう半額の運賃を追加することで貸切利用することができます。

今回はこの制度を使って、スイートルームを独り占めしてきました。

 

スイートルーム1人あたりの運賃は5,230円~7,430円で、

貸切にすると、7,845~11,145円です。 

最も安いスタンダードの運賃が2,460~3,450円なので3倍ほどです。

北海道新幹線の新青森・新函館北斗間の指定席が7,260円と同じくらい。

 

時間はかかりますが優雅な時間を過ごせると考えると、

十分に使って見る価値はあると思います。

 

今回は夕方に乗船し、

徐々に日が暮れて色が変わっていく空と海を眺めながらとなりました。

自分だけの静かな空間に、帰り道ということもあって思いにふけってしまいましたね。

 

ただの帰り道になってしまいがちな旅の終わりに、

このスイートルームは一つの思い出として楽しい記憶となりました。

 

ぜひまた使ってみたい、津軽海峡フェリーのスイートルームでした。

 

 

《DOAI VILLAGE #4》無人駅に宿泊!土合駅グランピングへ行ってきました(まとめ)

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こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

新潟県みなかみ町のJR上越線は土合駅。

JR東日本の子会社であるJR東日本スタートアップ株式会社による地域活性化実証実験が、

アウトドアベンチャーのVILLAGE INC.による運営のもとで、2020年2月12日~3月22日まで行われています。

 

私は12日に行われたオープニングセレモニーの見学、

13日から行われた宿泊施設の第1人目の利用者として訪問してきました。

 

とてもとても楽しい体験をすることが出来て、大満足だった1泊2日。

ぜひ皆さんにも訪れて欲しいと思い、記事にすること今回で5回目。

この投稿はまとめとなります。

 

それぞれの様子は、以下の記事をご覧いただけると幸いです。

www.shiba2often.net

www.shiba2often.net

www.shiba2often.net

www.shiba2often.net

 

 

土合駅で宿泊施設・カフェが開かれてどうだったか?

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今回のイベントを知った切っ掛けは、ネットの記事でした。

見たときは2つの意味で「マジか」と思ったものです。

 

1つは、「ついに開かずの部屋を見ることができる!」というワクワク感。

駅務室を改装したカフェ。

長い間シャッターが閉まったままで、ずーっと気になっていた場所です。

かつての賑わいを偲ばせる出札窓口のなかは、

もはや関係者じゃないと見ることができないと思っていただけに、

駅務室を開放してくれるというのはとても嬉しかったですね。

 

 2つは、「雰囲気がまるっきり変わっちゃうんじゃないの?」という不安。

観光地化することで雰囲気がガラッと変わってしまい、

それまで持っていた元々の良さが失われてしまうのではないかという事です。

 

これに関しては実際に訪問し、運営するスタッフさんに話を聞いて、

個人的には杞憂ではないかなと胸を撫で下ろした次第です。

詳細は下の方に書いておりますが、

よくオリジナルを保ちつつも居心地のいい空間に仕上がっていると思います!

 

実際に訪問してみて

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雰囲気作りには結構気配りが見えるように思います。

壁に貼ってある古い手順書とか、作業に使っていたものなどはそのままに残っていますし、

逆に不用品としてホコリをかぶっていたものを発掘して、

「それを展示しよう」と、全く日の目を見なかったものまで飾ったとか。

 

運営スタッフは全く鉄道ファンでは無いです。

鉄道ファンでは無いからこそ「これは何なんだろう?」と興味を示してくれるのかもしれません。

JR側としても「こんなのが珍しいの?」的な感じだったそうですが、

普段立ち入ることが出来ない駅務室に、非日常を演出するものがちゃんと用意されています。

 

そういうものがあることで、単に「丁度いいスペースがあったからカフェにしてみました」というだけでなく、

「当時貼ってあったものも見ることが出来ますよ」という博物館的な要素も含み、

プレミアム感を演出してくれます。

 

だって、駅の中にカフェでコーヒー飲むだけだったら、

その辺の駅にあるドトールやスタバなんかで十分ですからね。

わざわざココまで来る必要がないわけですよ。

群馬の最果てまで行ってでも見たいものがあるという魅力がちゃんとあります。

 

インスタントハウス「モグラハウス」の設備の良さ

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唯一の不満は本当に「音」だけでしたね。

風でバタバタと幌が音を立てるのと、近くを電車が通るのと。

 

それ以外は特に不満もなく、設備が充実していて非常に驚きました。

特に電源に関してはまっったく気にせず過ごせます。

私みたいにカメラ・スマホ・PCなどなどで電池切れはもう死活問題ですが、

ちゃ~んと電気が引いてあったので自宅同様に快適にブログ書いたり出来ました。

 

電波も4Gがしっかり入るのでSNSなんかもバシバシ楽しめますし、

Youtube見ながらとか、音楽をストリーミングで聞きながらとか。

ただ喋って寝るだけ、とはならないので良いですよね。

 

天井も高いし、窮屈さは一切ありませんでした。

居心地のいい室内も味わっておきたいし、

サウナも、カフェも、う~ん、どこに居ても楽しい!という感じですよ。

 

やっぱり欲しいアレ

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どうしても欲しい、あの設備。

お風呂です。せめてシャワーだけでもあったらな~と思いました。

 

サウナで汗をかいた後、それを流せる場所がないのでちょっと気になります。

最寄りの日帰り温泉までは若干距離がある上に、別料金。 

 

当日は雪でカラダを拭く(?)と出来ましたが、

これから無積雪のシーズンになってくるとそういう設備もいるんじゃないかなと思ってしまいます。

 

川の水かトンネル内の湧水をポンプアップして、敷地内で使えると良いんですけれど。

 

今後の期待について

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とにかく、長く続いてほしいです。

いま愛知県に住んでいますが、ぜんぜん通う気満々です。

群馬県まで直通の夜行バスもありますしね。

 

今回の宿泊ではあいにく、星空を見ることが叶いませんでしたので再チャレンジしたいんですよ。

街からは相当離れているので夜晴れていれば満天の星空なんですよね。

駅周辺は全く明かりもないので、間違いなく綺麗でしょうね……!

 

そして、カフェは甘いものが欲しい!

メニューは軽食やお酒が充実していますが、

カフェと言えば甘いもの。メニューに入っていません。

 

みなかみ町の酒饅頭とか、おやきとかの名物でもいいでしょうし、

なにかスイーツがあると楽しみが広がるなぁ~と思いました。

 

頑張るスタッフの皆さんに感謝!また行きます!

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やっぱり一番はスタッフの皆さんのおもてなしだとおもうんですよ。

 

初日で色々と手探りだったと思います。

そんな中でも、一生懸命にあれこれ施設の使い方とか教えてくださったり、

今回の実証実験のことについて話していただいたり、

キャンプや動画のことなんかもお話したりと。

スタッフさんが凄く楽しそうに仕事してらっしゃるんですよね。

 

もはや、顔なじみの女将さんがいる、使い慣れたいつものお宿。

そんな風にリラックスして過ごすことが出来ました。

 

おかげさまで、とてもとても楽しい時間を過ごせました。

 

チェックイン開始時間から目一杯過ごさせていただきましたが、

あちこちカメラを回して撮影したりと、ご協力いただいた面も多々ありました。

本当にありがとうございます。

この場を借りてお礼申し上げる次第です。

 

もう、ここまで書いた時点で次はいつ行こうかいつ行こうかと、

本営業が楽しみで楽しみで仕方がありません。

 

また、あのワクワクでいっぱいな楽しい時間を過ごしに行きたいと思います。

 

ぜひ皆さんも、本営業が始まりましたら、

カフェだけでも!

出来たら宿泊も!

 

駅事務室でご飯を食べて、無人駅に寝泊まりするという非日常的な体験を楽しんでい見てはいかがでしょうか!

 

早く夏にならないかな!!

《DOAI VILLAGE #3》無人駅に宿泊!土合駅グランピングへ行ってきました(こんな体験してきました!)

こんにちは。

バーチャル旅人、志羽ハルキです。

 

土合駅で実証実験開催中のグランピング施設、「DOAI VILLAGE」に行ってきました。

宿泊営業初日にまさかの貸し切り!

今回は、どんな体験をしてきたのかをご紹介します。

 

以下の記事も併せてぜひご覧ください。

  

《DOAI VILLAGE》地域活性化イベントの実証実験に参加します! - 志羽しば旅々

《DOAI VILLAGE》土合駅で宿泊!グランピングに行ってきました(オープニング編) - 志羽しば旅々

《DOAI VILLAGE》土合駅で宿泊!グランピングに行ってきました(宿泊設備はこんな感じ) - 志羽しば旅々

 

 

まずはあれこれ使い方から

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施設の案内を教えて下さいます。

特に、グランピング施設のあるエリアと駅構内は扉で隔てられており、

出入り共に番号式のロックで施錠されていますので要チェックです。

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「モグラハウス」の入り口ファスナーを開けて中に入ったときは、

ほんとに広くて、明るくて、何より暖かくてビックリしました。

今日はココで寝るんだ……!と一気にテンションが上りましたね。

 

さっそくサウナへ

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荷物を置いたり、色々設備を見て回ったあとは早速サウナへ! 

 

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 火はあらかじめ付けていてくださったので、

「一番サウナ」を頂きに、完全に温まり切る前に入りに行きました。

 

あらかじめ水着に着替えてサウナウェアを着て外に出ますが、 

いくら気温が高い日だったとはいえ雪の積もる山の中ですから寒いです!!

程よく温まりつつある室内を、自分で薪をくべていって火力を上げていきます。

赤々と燃える火と、時々パチパチと爆ぜる薪が雰囲気を高めてくれます。

 

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更に体感温度を上げるために、焼けた石に水をかけます。

すると「ジューッ!」という音とともに蒸気が上がって、

室内は一気に熱気に包まれます。

 

じわりじわりとカラダを温めていって……、

クールダウンに一旦外へと出ます。

入る前は突き刺す寒さだったはずなのにポカポカの汗ダラダラ。

カラダからは湯気が上がります!

 

そしてそのまま雪へダイブ!これがめちゃくちゃ気持ちいいんです 。

雪を固め直して、ベッドのように。

しばらく横になってカラダを冷ましました。

 

これを何度か繰り返すと結構気分が良くなってきますね。

今までサウナって何が楽しいんだと思っていた節はありましたが、 

これはめちゃくちゃ楽しい!!

何より自分で好きに温度を変えて、水かけてと、

ただひたすらに耐える入浴にならないので飽きないというのが大きいです。

 

ひとやすみ

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ウェルカムドリンクをいただきました。

アルコール類が中心ですが、事前に飲みたいものなどはアンケートがありましたので好きなものをリクエストしておくと可能な範囲で対応していただけます。

 

ちょっと一杯と行きたかったところですが、

空腹でお酒飲んじゃうと眠くなってしまうので、ご飯時まで我慢です。

 

駅の中で食べる熱々晩ごはん

夕飯は19時頃をリクエスト。

その前からすでにお腹が鳴っていたので、楽しみにしながらカフェスペースへ。

 

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メニューは地元産の食材を使った、鍋です!

みなかみ町はキノコの名産地。

エノキ・シイタケ・ブナシメジなど、たっぷりと入っています。

群馬県名産のこんにゃく(玉こんにゃく)も入っていて、ボリューム満点です。

 

味付けは醤油ベースと味噌ベースから選べて、今回は味噌ベースをいただきました。

迷いましたけれど、冬はなんだか味噌でいただきたくなりますよね。

 

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お隣の新潟県は妙高市の辛子味噌「かんずり」がついてきますので、

具材の追加をいただきたときには味を変えて楽しむことが出来ます。

ピリッと辛くなりますので、よりカラダが温まる感じがします。

 

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締めはうどんか雑炊です。

味付けでも迷うのに、締めも選べちゃうなんて贅沢ですよね。

う~ん、と迷ってうどんで頂きました。

卵も入ってまろやかな風味に変わり、最後の一滴まで美味しくいただきました。

 

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お酒は水上温泉街にある醸造所で作られた地ビールの「オクトワンブルーイング」をはじめとして、日本酒・焼酎・ウィスキーがいただけます。

今回は「オクトワン」の"オクトネ・エール"をオーダー。

スタッフのみなさんと乾杯!

 

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夜のカフェスペースは昼間の営業とは雰囲気が変わります。

 

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レコード独特のノイズが乗った音楽がゆったりと流れ、

たまに電車が来ると、「ここは駅だったな」なんて思い出させてくれます。

 

時間帯的に上りの終電とかぶりますが、降りた人は1人だけ。

電車から降りてきたら、鍋をハフハフ食べてる人が居るのはビックリするでしょうね。

 

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食後にコーヒーもいただきながら、スタッフのみなさんと土合駅や旅の話に花を咲かせます。

 

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カフェ内のあちこちには、駅務室が現役だった頃に掛けてあったものが、そのまま残っています。

ホコリをかぶって半ば捨ててあったものも展示されており、

こうして今回の企画がなければ永久に日の目を見なかったものばかりです。

食い入るように見てしまいました。

 

特筆すべきは旧売店スペースに残っていた古い雑誌の数々です。

開いてみると、ジャンプはキャプテン翼やドラゴンボールが掲載されています。

訪れた際にはぜひ開いてみてください!

 

水も美味しい

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料理もそうなんですが、水がすごく美味しいんです。

それもそのはず。

MINAKAMI Oasisという地元の水を使っているんです。

これで水割りを作れば美味しいですよ!!

 

ところでこの水の水源地は、上越新幹線の「大清水トンネル」なんだそうです。

つまり、JR東日本で売っているミネラルウォーター「From AQUA」と同じ水ということ。

気になったら飲み比べてみては……??

 

夜の駅を探検

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夜の駅を探検します。

意外な事に、駅の中は夜のほうが明るいんですよ。

照明がバッチリ点くので、日中の薄暗い雰囲気から一変します。

 

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風の音と水の音が混じり合い、変に落ち着きます。

昼夜関わらず何度も訪れている駅ですから、怖いとは思わず逆にワクワクしちゃいますね。 

 

夜中のサウナ 

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 火の付け方は日中に入る前にレクチャーを受けましたので、

自分で火を着けてサウナを温めます。

着火はカンタン。マッチのような着火剤を薪の中に放り込むだけです。

 

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夜は照明にLED式のランタンが設置されます。

柔らかい光がサウナ内を照らしてくれて、落ち着いた雰囲気が広がります。

 

このランタンの素晴らしいところは、Bluetoothを使用して音楽流せるスピーカーが付いていること。

スマホを入口前に置いておいて、ラジオを流しながら入浴していました。

 

周りに人はいないので、完全に自分だけの時間が流れます。

辺りは真っ暗なので雲の切れ間からは星がよく見えるんですよ。

旅客列車も全部行った後なので、

クールダウンは水着だけで雪に寝そべって星を眺めていました。

 

 深夜になると駅は急変

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夜中0時頃にもテントを抜け出してみました。

すると……。ホームへ向かう通路は真っ暗。

改札・待合室・カフェ内は明かりが灯っていましたが、他は全て明かりが落ちて真っ暗に。

斜坑と下りホームは点灯しています。雰囲気出ますね。

直前にビデオライトを購入して持ってきたのは正解でした。

 

Youtubeに、深夜の地下ホームから地上ホームへ歩くタイムラプス動画もアップしていますので、ぜひ併せてご覧ください。

 

お手洗いは駅の共用トイレ

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グランピング施設には専用のお手洗いは無いので、駅のを使います。

駅舎を出て、右手へ進むと奥にあります。

 

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数年前に綺麗に改装され、ピカピカです。

便座にウォシュレットは無いものの、保温機能つきです。

暖房も弱めに入っていますので暖かくて、用を足している間に凍える心配はありません。

清掃も定期的に入っているので、ハイシーズンでもなければ綺麗です。

山奥の駅のトイレと侮ることなかれ。快適です。

 

風の音と列車の音

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 夜も更けてきたので、明かりを消してベッドに横になります。

夜中は風が強くなり、

窓についている覆いなどがバサバサと音を立てます。

また、貨物列車が1時頃、3時頃、4時頃と合計4本程度が通過します。

 

 数年前は、貨物列車に加えて夜行列車が数本通過していたのを考えると、

静かになったほうとは言えますけれど……、

音に敏感な方なので、ちょっと眠りが浅くなってしまいました。

気になる方は耳栓を持ってくると良いと思います。

 

朝ごはんは自分で作るホットサンド

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 おはようございます。始発電車の音で目が覚めました。

少々雲が出ていますが、天気は良さそうです。

身支度を済ませて、カフェへ向かい朝ごはんへ。

 

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ホットサンドです。

自分で焼いて作ります。もちろん、作り方はレクチャーしてくださいました。

そしてコーヒーも自分で豆を挽いて、ドリップする本格派。

朝イチで飲むコーヒーがこんなに美味しいのは久しぶりでした。

 

具材はベーコン・レタス・目玉焼き・チーズ、あと付け合せにピクルスです。

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初めてホットサンドを作りましたが、めちゃくちゃ美味いですね!

表面はサックサク、中はふんわりに焼けたパンと、

挟んだ具が熱々です。

 

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 2つ目はチーズを挟んで焼いてみました。

トローリとろけて、味にコクが増してこれまた美味しい!

これは早速Amazonでホットサンドメーカー買うしか無いですね。

自宅に帰ってからも作ってみたいです。

これはハマる!

 

朝サウナ

 最後にもう1回サウナに入ってきました。

ゆっくり朝ごはんを頂いたので時間が少なくちょっとだけでしたが、

すっかり手際よく火を付けられるようになり一気に温め、

朝日を浴びながら雪に寝そべって……。

帰りたくない気持ちが一気に増してきますね。

 

チェックアウト後はカフェでのんびり

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チェックアウト時刻は11時。

例によって電車やバスの本数が少なく、

上りも下りも朝9時前後の電車の次は13時前後ですのでカフェでのんびり過ごします。

パソコンを開いて、画像の取り込みや編集をやっていました。

 

ちょこちょこと駅には人がやってきて、

土合駅を目当てに来たのか、カメラを片手に色々写真を撮っていました。

 

お昼ごはん代わりにおにぎりとお味噌汁

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おにぎりは150円、お味噌汁が200円です。

おにぎりは具が選べて、生姜味噌を選びました。

一口食べて思わず唸ります。お米が美味しい!生姜味噌がとても合います。

お味噌汁はキノコがたくさん入っていて大満足。

おにぎりはお持ち帰りもできるそうです。また食べたいなぁ……!

 

ココ最近では一番の帰りたくなさ

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そうしているうちに帰りの電車の時間となりました。

越後湯沢を経由するので地下へ行きますから、早めに出発します。

 

最後に代表の茶屋さんと握手を交わし、「また来ます!」と再訪を約束して土合駅を後にしました。

 

本当に本当に、今回ばかりは帰りたくない気持ちが強くて強くて。

翌日も休みだったら近所に宿をとってでも長く居たい気持ちでいっぱいでした。

 

地下へ下る階段を1段1段、踏みしめながら下りホームへ向かい、

北へ向かう電車へと乗り込みました。

 

それでは今回は宿泊の様子をずらっとまとめてみました。

次回はまとめ的な内容を綴ります。

それでは、また!